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車やバイクの整備用の工具、庭のお手入れ用の用具、スノーボードやサーフボード等様々な物を入れる事ができる物置。
普段あまり使わない物を入れる事も多く、ついつい選び方がおろそかになってしまいがちですが、物置を買ってから後悔…なんてことにならないようにしたいものです。
このコンテンツでは、物置を検討、購入、そして設置する際に重要となるポイントを紹介していきます。

物置設置にかかる費用

出典:http://item.rakuten.co.jp/

物置本体の値段はサイズによって大きく変動します。1平米以内の小さい物ですと3万円程度、幅が2mくらいになってくると10万円を超えてきます。バイク保管用など金属製で大きいものは50万円〜100万円ほどかかるものもあります。
設置費用は1万円〜2万円程度で、そもそも物置の値段を工事費込みで設定している業者もあります。よく確認しておきましょう。

物置の使用用途

出典:http://holly-tunes.blogspot.jp/

“物置を選ぶ前に、まずは何を収納するかを決めておきましょう。それによって形や大きさ等が決まってきます。 物置にもともとラックなどの収納棚が付いている場合もあり、収納する物によっては有効利用できるので確認しておきましょう。
自転車などを置く場合、出し入れしやすい入り口の物にする必要があります。自転車専用の物置もあります。
物置兼小部屋として使用する人も増えてきています。ライトや机を中に設置し隠れ家のように使用する事もできますし、実際そうした用途向けの商品も出ています。”

物置を選ぶ際のポイント

出典:http://www.ensyu.biz/

まず大きさですが、今後入れる物が増えた場合の事も考えてある程度の余裕を持った大きさにしておきましょう。既に入れる予定のもののスペース:余裕分のスペースが7:3くらいになると良いです。
次に扉です。開けやすく、開口部も広い物が望ましいでしょう。左右両側から開ける事ができる扉ならばより使いやすいです。できれば両手が塞がった状態でも開閉可能な扉にすると便利かもしれません。また、基本的に屋外に置く物ですので鍵付きであることは必須です。取っ手の持ちやすさも重要です。
地域によっては耐久性もよく考えておく必要があります。豪雪の地域ですと冬場の雪の重みに耐えうるものにしなければなりませんし、夏場の暑さが厳しい場合は断熱材を使用したものがおすすめです。ただし、よほど極端な気候条件でない限りは比較的オーソドックスなもので問題ないでしょう。
また、材質によって耐久性や防犯性能が変わってきます。プラスチック製・木製・金属製のものなどがあり、耐久性が高くデザインも豊富で人気なのは木製です。金属製も耐久性は高いですが錆の対策が必要で、木製に比べるとデザインも乏しいのが現状です。プラスチック製は他の2つに比べ耐久性は低いですが、メンテナンスの必要があまりなく設置も解体も容易です。なお、値段はプラスチック製・金属製・木製の順で高くなるようです。
その他にも、電源が付いているものや収納物が外から見えるもの、ロングサイズのスペースがあるものなどオプション機能がいくつかありますので、よく検討しましょう。

ストックヤードの紹介

出典;http://www.sugita-giken.co.jp/

最近になり比較的施工が簡単で使い勝手のよいストックヤードが注目を集めています。

ストックヤードとは?

出典:http://www.takezofarm.co.jp/

勝手口まわりに住宅と隣接する形で設置する、ちょっとした物置や物干スペースとして使用可能な空間です。
もともとは缶ビンゴミや可燃ゴミなどを収集日まで一時的に置いておくスペースとして使う空間を指します。
両サイドが完全にオープンなタイプと扉がついたタイプがあり、前者はバイクや自転車置きにすると出し入れしやすく、後者は雨風を防げるので物置として最適です。

ストックヤードを選ぶ際のポイント?

“水勾配 屋外に設置する物ですので、雨が降った時の対策は必要です。ストックヤード内に水が溜まってしまうことがないように地面に勾配をつけなければいけません。
雪対策 豪雪地帯でなくとも検討しましょう。いわゆる一般的な物置に比べ、ストックヤードは屋根材が簡易です。屋根を波形のものにするなどして対荷重性能を上げておくようにしましょう。
動線の確保 一方のサイドを完全に塞いでしまう場合は、人が通れるようにストックヤードの外側に動線を確保する必要があるかもしれません。内部をなるべく広くしたいのはやまやまですが、こうした検討もしておきましょう。”

ストックヤードの価格

出典:http://hanamizuki-co.com/

両サイドがオープンのタイプで10万円〜15万円、ドア付きのタイプだと20万円〜30万円程度が相場です。これも工事費込みの場合があります。

物置設置の外構工事のまとめ

いかがでしょうか?一口に物置と言っても、実は様々な種類があるものです。まとめると、

・用途に合わせサイズや機能を決定する
・現在の収納物だけでなく、今後のことも考える
・使いやすさが大事。開口部はなるべく広めがよい

といった点が大事になってくるでしょう。
もちろんデザインも大切です。一度設置してしまうと簡単に交換できるものではないため、予算との兼ね合いも考えつつ家族で話し合い納得のいく買い物をしましょう。

【番外編】物置をエクステリア収納としてお庭のアクセントにしよう

日本で物置と言えば地味な色で目立たない箱型のものがまだまだ一般的ですが、欧米では「フォーカルポイント」(人々の視線を集める部分。庭の主役)としてお洒落なガーデンシェッド(小屋)を建て、お庭のアクセントとして活用する例も多く見られます。

エクステリア収納は、屋内の収納とは違い、お客様や通行人の目に触れる事があるのが大きな特色です。外構やお庭のイメージに調和しながら、使いやすいものを選ぶことがポイントになります。

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当社にご相談いただくお客様の場合、新築外構で約100万円から300万円程度が相場となります。
※昨今の為替などの兼ね合いや物価高の影響から直近では相場が上昇傾向にあります。
新築外構一式 リフォーム
費用・相場 100~300万円 50~100万円
さらに「スタイル」によっても費用・相場が異なります
オープン外構 クローズ外構 セミオープン
・セミクローズ外構
費用・相場 100~300万円 150~300万円 80~150万円
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オープン外構

オープン外構
相場:100~300万円
オープン外構とは、道路との境界線を塀や門扉で囲わず、道路から建物や庭が見通せるスタイルのものを指します。
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クローズ外構

クローズ外構
相場:150~300万円
境界線を比較的高い塀や生垣、門などで囲み、外部からの視線をシャットアウトするスタイルのことを指します。
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セミオープン
セミクローズ外構

セミオープン・セミクローズ外構
相場:80~150万円
オープン外構の良さとクローズ外構の良さを併せ持つ、最も一般的なスタイル。
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こだわりたい5つの工事箇所の
費用と相場

玄関・駐車場・庭など、外構工事のこだわりポイントについて、相場や素材など詳しく紹介します

玄関まわり

玄関アプローチ

玄関アプローチ
相場:30~60万円
門まわりから玄関にかけてのアプローチに砂利やコンクリート敷いたり石材を貼ったりして歩きやすくする工事。
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門扉・門柱

門扉・門柱
相場:20~30万円
ポスト・表札とまとめて工事する事が一般的。
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表札・ポスト

表札・ポスト
相場:10~15万円
門扉・門塀とまとめて工事する事が一般的
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庭づくり

庭・ガーデン

庭・ガーデン
相場:10~100万円
庭に芝生を敷くなど簡易で基礎的な工事の場合、10万円程度で済むことも。
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植栽

植栽
相場:10~20万円
外からの目隠しにも使え、シンボルツリーのために設置するニーズも。
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芝(天然/人工)

芝(天然/人工)
相場:2,000~6,000円/㎡
日本芝と西洋芝の天然芝、人工芝があり、主にガーデニングに使われる素材。
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砂利

砂利
相場:2,000~4,000円/㎡
玄関アプローチやガーデニング、庭の通り道や植木鉢に敷き詰めて使用される素材。
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サンルーム

サンルーム
相場:40~50万円
洗濯物を干すコーナーとして、日光をふんだんに取り入れる事ができる点が人気。
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ウッドデッキ・テラス

ウッドデッキ・テラス
相場:40~50万円
庭に降りずにアウトドア空間を楽しみたい場合や洗濯物を干すスペースとして人気。
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駐車スペース

ガレージ・カーポート

ガレージ・カーポート
相場:40~100万円
土間コンクリート打ちのみだと20万円程度。カーポートやガレージを設置する場合は、40万円~100万円程度かかる。
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コンクリート

コンクリート
相場:6,000~10,000円/㎡
セメントに砂や砂利、水を配合したもので、駐車場や塀、細かい所では物干し台などに使われる素材。
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外周・境界

塀・囲い・フェンス

塀・目隠しフェンス
相場:40~100万円
アルミや樹脂、木材等多様な材質から選べ、費用が変動する。
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その他

物置・ストックヤード

物置・ストックヤード
相場:10~50万円
小さい物で3万円~5万円。幅2m程度で10万円~15万円程度が一般的な相場。
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照明・ライト

照明・ライティング
相場:10~25万円
駐車スペースやデッキ、バルコニーなど暗いと不便な場所に設置され、防犯効果も見込める。
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ベランダ・バルコニー

ベランダ・バルコニー
相場:20~40万円
雨風に常にさらされるため劣化しやすく、定期的な補修もしくはリフォームが必要。
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【素材別】8つの素材の
費用と相場を知ろう

玄関アプローチや庭へ使用される素材の相場、メリット・デメリットを詳しく紹介します。

駐車場・玄関アプローチに使用される素材

コンクリート

コンクリート
相場:6,000~10,000円/㎡
セメントに砂や砂利、水を配合したもので、駐車場や塀、細かい所では物干し台などに使われる素材。
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ブロック

ブロック
相場:9,000~12,500円/㎡
塀のみならず駐車場の車止めやU字溝等にも使われる素材。
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玄関アプローチ・庭に使用される素材

インターロッキング

インターロッキングブロック
相場:7,000~12,000円/㎡
インターロッキングとは、インターロッキングブロックが略された言葉。ブロックを互いにかみ合うような形状にして舗装する。
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レンガ

レンガ
相場:6,000~30,000円/㎡
幕末から明治にかけて日本に上陸したといわれ、断熱性にも優れている素材。
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タイル

タイル
相場:15,000~30,000円/㎡
玄関アプローチやガーデニングに使われる素材。色のバリエーションも多い。
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砂利

砂利
相場:2,000~4,000円/㎡
玄関アプローチやガーデニング、庭の通り道や植木鉢に敷き詰めて使用される素材。
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石
相場:2,500~16,000円/㎡
敷く・積むなどの用途があり、玄関アプローチやガーデニングに使われる素材。
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芝(天然/人工)

芝(天然/人工)
相場:2,000~6,000円/㎡
日本芝と西洋芝の天然芝、人工芝があり、主にガーデニングに使われる素材。
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【番外編】匠の技が必要!
和風庭園について

独自の技術力が必要な和風庭園において、おすすめの素材と特徴を費用とあわせて詳しく紹介します。

延段

延段
石張りの通路のこと。飛石とは違い、石と石の隙間がほとんど無い。
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垣根

垣根
境界を仕切る役割を持った、竹や植栽でできた壁のこと。
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飛石

飛石
自然石や切り出した石を一つずつ離して配置し、庭の中の通り道としたもの。
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敷き砂利

敷き砂利
メリハリのある空間を演出し、防草効果もある手法のひとつ。
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庭木

庭木
季節によって表情も変わるため、日本の四季の移り変わりを堪能できる手法。
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灯籠

灯籠
上品さや「わびさび」の雰囲気を演出する手法。
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敷き砂

敷き砂
「枯山水式」でよく用いられ、禅の世界を表現する造景手法。
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景石

景石
自然風景を再現するなかで「島」を表現する手法。
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蹲(つくばい)

蹲(つくばい)
茶室に入る前に心身を清めるため、庭先に備えた石や岩などをくりぬいた手水鉢のこと。
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「蹲」と書いて「つくばい」と読みます。「しゃがむ」「かがむ」などを指す「つくばう」が語源とされており、手を洗う際に前かがみになることから、「つくばい」と呼ばれるようになりました。

ここでは、蹲(つくばい)についての種類や特徴についての紹介していきます。

蹲居を庭に設置する理由

出典:http://www.niwaya.co.jp/

蹲(蹲居とも)は茶室に入る前に心身を清めるため、庭先に備えた石や岩などをくりぬいた手水鉢のことです。

現代では、蹲をそういったことのために設置している所をあまり見掛けなくなりました。現在、蹲は和風庭園を現すためのポイントになっています。

蹲の組み方と注意点

出典:http://kouganji.com/

蹲とセットにあるのが筧(かけい)です。筧からこぼれ落ちる水が蹲にたまった水面をたたき、その音が清涼感をもたらしてくれます。
本格的な蹲は前石と手燭石、添石や湯桶石が順番に並んでいます。また添え方にもルールがあります。

前石

手水鉢に使う際に乗る役石。平らで両足が乗せられるほどの石が最適とされています。

手燭石

夜の茶会時に手燭などの照明器具を載せるための役石。物を載せる石なので表面は平らな石が最適です。

湯桶石

冬の茶会時のために湯をためておくための役石。湯をためておく桶が置けるように表面が平らな石が最適です。

筧側から見て正面に前石を置き、右側に湯桶石、左側に手燭(手で持てる燭台)を置くための手燭台を置き、その間に小さい添石を置きます。つまり前石から時計回りに添石・湯桶石・添石・前石・添石・手燭石という順番になります。真ん中は海・もしくは水門と呼ばれ、蹲から落ちた水が落ちる排水部分となり、一般的には玉砂利を敷き詰めます。
もう少しおしゃれにしたい方は、ウォーターライトを設置すれば水面から明かりが揺らいで幻想的な世界が広がります。

水門・流し

こぼれた水を受けるために、砂利などを敷いて土中に吸収させます。

手水鉢

手水鉢には、自然石の形を重視してつくられた「自然石手水」、使われなくなった灯籠や塔の部分を治療して作った「見たてもの手水」、デザインして作られた「創作手水鉢」などがあります。

自然石手水鉢

富士型
山の形をした岩石の上の部分に穴を開けたもの鹿苑寺の夕佳亭が有名

一文字型
細長い石の上を平らにして、穴を開けたもの。青蓮院が有名

鎌型
鎌型に曲がった自然石に穴を開けたもの。桂離宮が有名

舟形
最もよく見られるものの1つ

誰が袖型
着物の袖を連想させるような形の手水鉢。清水寺成就院のものが有名。

司馬温公型
凹凸が激しい石に穴を開けたもの

あんこう型
不規則な形状の石を使用した手水鉢

見立てもの手水鉢

出典:http://bandou.exblog.jp/

袈裟
周囲に袈裟状の格子模様が入った手水鉢。石造宝塔の塔身を利用して造られた。東本願寺渉成園にあるものは鎌倉時代の宝塔の塔身を使用したもの。

鉄鉢型

出典:http://www.mm-m.ne.jp/

五輪塔の共形の水輪部分を利用した手水鉢

四方仏型

出典:http://blog.livedoor.jp/

宝篋印塔(ほうきょういんとう)や多層塔の塔身を利用したもの。面には仏が彫られています

基礎型

出典:http://www.kyoto-zouen.or.jp/

石灯籠の基礎を利用したもの

礎石型

出典:http://www.kokeya.com/

古い建物の礎石を利用したもの

檜垣型

出典:http://hardrockt.exblog.jp/

石灯籠や多層塔の笠部分を逆さにした手水鉢

創作手水鉢

出典:http://kouganji.com/

現在「手水鉢」と呼ばれているものの多くが、この区分に入ります。

棗(なつめ)型・菊型・龍安寺型・布線型・銀閣寺型・桝形といったものが創作手水鉢に入ります。

手水鉢と一言でいっても多くの種類があることがお分かりになったと思います。歴史
的寺社仏閣を訪れた際は、手水鉢に目を向けてみるのも面白いかもしれません。

蹲の価格

出典:http://kyotoao.blog69.fc2.com/

蹲の値段は、石の種類や大きさ、天然石かどうかなどによって変わってきます。天然石であれば20万円前後(それ以上になる場合も)石を選ばなければ、数万円で購入できます。石にこだわりがなく蹲を楽しむのであれば数万円前後で問題ないと思います。

また、DIYが得意な方は手水鉢を購入し、ご自身でオリジナルの蹲を作成してみるのも楽しいかもしれません。「配管工事が…」と思うかもしれませんが、地中に穴を掘り、防水性の高いシートを敷いて筧に通したホースを水中ポンプに繋ぐことで悩みは解消されます。

水中ポンプの電源を入れている間は、ポンプが水を循環し続けるので、水道代もかかることはありません。

蹲についてのまとめ

蹲は昔から水の流れがきれいだと、お金の流れもスムーズになると言い伝えられています。筧から流れる水をきれいにすればお金の流れもスムーズに循環されるようになり、手水鉢に水が溜まることでお金が貯まるということにつながります。設置して終わりではなく、常に水や水の流れをきれいにしていると、幸運が訪れるかもしれません。

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大きめのお寺の庭等で誰もが一度は目にした事があるであろう灯籠。見た目の重厚さや大きさで、一般住宅には少し敷居が高いのではないかと思われる方も多いでしょう。

しかし、実際には大きさは様々なものがありますし、必ずしも和風のお庭にしか使えない、という訳でもありません。

以下で灯籠に関して知っておきたい事をまとめますので、参考にしてみてください。

灯籠を庭に設置する理由

出典:http://www.sennennomidori.com/

灯籠はもともとは名の通り灯りをともすものとして、お寺や神社の庭で神具として使用されてきました。 人々は次第に職人の手造りによる造形の美しさ、荘厳さといった灯籠の魅力に惹かれ、いつからか一般の庭園、個人宅、茶室などにこれを置くようになったのです。

現代でも個人の庭などで見かける事は少なくありません。お庭に置く事で上品さやわびさびの雰囲気をプラスすることができるでしょう。
また伝統的に日本人を魅了してきた灯籠は見る者の気持ちを落ち着かせ、リラックスさせる効果も期待できます。

灯籠の種類と特徴

出典:http://www.sennennomidori.com/

灯籠は耐久性にすぐれ、最古のものだと造られてから1200年以上も経過しています。
その長い歴史の中、灯籠には非常にたくさんの種類のものが生まれました。ここで全てを紹介する事はできませんが、代表的な型をいくつかピックアップしたいと思います。

部位の解説

型の紹介の前に、基本的な灯籠の部位を解説します。灯籠は6つの部品に分ける事ができ、下から地輪・柱・受鉢・火袋・笠・玉(宝珠)と呼びます。

①地輪:灯籠の全てを支える基礎。
②柱:上部の荷重を地輪に伝える部位。
③受鉢:上部の受け皿であり、少し広くなっている部品。
④火袋:ろうそく等を入れて火をともす、灯籠のメインとなる部品。
⑤笠:火袋を雨等から守る、文字通りの笠。
⑥玉(宝珠):笠の上部に乗せる装飾品。

立ち灯籠

出典:http://ohaka-matsukawa.com/

地輪・柱・受鉢・火袋・笠・玉から構成される、最も基本的な型の灯籠です。柱が長くなっており、灯りは高い位置に来ます。
背が高く適切に固定する必要がありますが、迫力があり飛石等の園路がある和風庭園に置くと良く映えます。

生込み灯籠

出典:http://blog.livedoor.jp/

柱・受鉢・火袋・笠・玉から構成されます。立ち灯籠とは違い基礎が無く、柱を地面に埋め込む形で固定します。
柱の埋める部分を変える事で高さを自由に決める事ができ、大きさも比較的小型なので茶庭や坪庭などコンパクトなお庭にぴったりです。

雪見灯籠

出典:http://www.ztv.ne.jp/

受鉢・火袋・笠・玉と、柱の代わりに3〜4本の足がついた形の灯籠です。もともとは池など水面を照らす用として設計されました。背が低く、足は生込み灯籠と同じく地面に埋め込むタイプです。
池のある庭はもちろん、最近では庭の中心付近に置いた庭石の上に置き、庭全体を照らす目的で使われる事もあります。

置き灯籠

出典:http://matsunokoe.sblo.jp/

受鉢・火袋・笠・玉から構成される、雪見灯籠よりも背の低い灯籠です。上部を支える柱がありませんが、平らな場所であればどこでも据える事ができます。
庭の台石の上や玄関先など幅広い場面で使用可能で、値段も安価です。

灯籠の選び方

灯籠を選ぶにあたり、始めに決めておくべき事があります。庭のイメージ、そして置く場所です。

まず庭をどんなテイストで仕上げるかを決めます。純和風であれば一般的な立ち灯籠や生込み灯籠がよく合いますし、洋風の庭であれば丸みを帯びた置き灯籠や、灯籠を分解し部品だけを置くなどの工夫も可能です。

灯籠の設置場所も重要です。池等の水辺に置くなら雪見灯籠、露地や園路に置くなら生込み灯籠や置き灯籠など、シーンに合わせて型を選びましょう。

灯籠の価格

価格は型や石種によって変動します。基本的に部品の数が多い立ち灯籠が最も高価で、部品が少なくサイズも小さい置き灯籠が比較的安価となっております。

石灯籠は御影石を削りだして造ったものが主流です。ただ御影石にもいくつか種類があり、白っぽいものが最も安く、グレーの色になると高価になるようです。

以上の要素に加え加工費用なども重なってくると値段は幅広くなり、安いものは数万円から高いもので100万円以上かかることもあります。
しかし、一般的な住宅の庭に置くようなものであれば10万円〜20万円程度で考えて頂ければある程度選ぶ事ができるでしょう。

灯籠についてのまとめ

以上、灯籠について紹介してきました。まとめますと、
・庭のスタイル、置き場所などによって合わせやすい形が決まってくる。
・部品は大体6種類。それぞれ分解して設置する事もできる。
・10万円〜20万円程度見積もればある程度選べる。
といったところでしょうか。
お庭に灯籠をと考えている方は是非参考にしてみてくださいね。

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自然石や切り出した石を一つずつ離して配置し、庭の中の通り道としたものを飛石と言います。
一般的なアプローチよりも軽快感があり、庭の点景物としても優れています。
石の大きさや配置の仕方は伝統的な作法がありますので、ここで紹介したいと思います。

飛石とは?

出典:http://www.keihangreen.com/

飛石はかつては茶の湯の発展とともに生まれました。露地と呼ばれる茶室の庭に飛石を配置し、客人の誘導や露地を見て回るための道として使われていたのです。また、江戸時代では苔地の庭において歩きやすさなどの点から飛石が人気を博しました。

石の種類や配置の仕方などによって日本風庭園だけでなく洋風の庭にも合わせる事ができるので、現代でも園路としてよく見る事ができます。

飛石の種類

出典:http://hikida-zouen.com/

美しく打たれた(配置された)飛石は非常に芸術的ですが、歩きにくくては実用的ではありません。
伝統的な、歩きやすさと意匠性を併せ持った石の打ち方を以下に記します。

二連打ち

大きさや種類の異なった二つの石を一対とし、これを繰り返す打ち方です。歩きやすさを損なわない程度に石を左右に振って打つすることもあります。

三連打ち

二連打ちと同様に、三つの石を一つの単位として打っていきます。二つ目と三つ目の石は同じ大きさ・種類の石が望ましいと言われています。

二三連打ち

二石、三石、二石…の繰り返しでそれぞれ毎に曲げながら打っていく打ち方です。踏み崩しとも呼ばれます。

雁行打ち

三〜四石程度ごとに角度を曲げながら打っていく打ち方です。雁が大空を飛んでいるような形をしている事からこの名がつきました。前述の三四連打ちの応用型ともいえます。

千鳥打ち

一石ずつ左右に振り千鳥に打った飛石です。二石、三石ごとに降ることもあります。

七五三打ち

七石、五石、三石の単位で並べていく打ち方です。古来より奇数はおめでたい数字とされており、その中の三つをとって七五三としています。近くに大きめの石、遠くに小さめの石を使う事で飛石を長く広く見せる効果もあり、見た目も非常に美しくなっています。

いかだ打ち

途中に二本の平行した板石を使う打ち方です。この板石がいかだのように見えるためこの名がつきました。

飛石の打ち方

石と石の間も歩く事ができる大飛と、一歩ずつ石を歩いていく小飛がありますが、普通の住宅では小飛の飛石が一般的です。この場合、石の間隔は10cm程度が良いとされています。

自然石を使う場合は、石の形によって間隔が空きすぎないよう注意する必要があります。つまり、出っ張っている石を打った場合次の石はへこんでいるものを使う等、石の同士の合い場を一致させるようにします。

石の表面が平らでかつ滑らないこと、石の高さが全て均一であることなども安全に歩行できる飛石として大切です。

また、苔地に飛石は映えますが、伸びすぎた下草は歩行の妨げとなる為避けなければいけません。見栄えよりも歩きやすさを重視すべきでしょう。

飛石の工事費用

出典:http://taikohyougan.com/

飛石は重い石を使うということでDIYで設置するには少し骨が折れるため、大体の場合業者に頼む事になるでしょう。

ほとんどの業者で、工事費用は石自体の価格×枚数+設置費用となっています。石の価格は種類によって大きく異なりますが、よく使われる御影石の飛石は一枚2000円〜5000円程度です。
設置費用も業者によって違うので一概にはいえませんが、一般的なケースですと20万円〜30万円程度を見積もった方がよさそうです。

飛石についてのまとめ

ここまで二本の伝統的な点景物である飛石について紹介してきました。もともとは茶の湯というおもてなしの心から始まったものであり、動線を工夫する事でお招きしたお客さんに庭の見せたい部分を効果的に見せる事ができます。そのため、庭にこだわる方にはとても人気があります。 庭のアプローチ等でお悩みでしたら是非飛石を考えてみてはいかがでしょうか。

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ペットガーデン特集!~ペットバス・シャワープレイス編~

犬と暮らすとき、ノミや臭いを防ぐためや、散歩から帰ってきたときに欠かせないシャンプーですが、散歩の度に、室内のお風呂場まで連れて行って洗って・・・は特に大型犬の場合には大変ではないでしょうか?

お庭にペット専用の洗い場を設置すれば、散歩帰りにもラクラク、室内に汚れを持ち込むことなく外で汚れを落とせるほか、夏場の暑い時期には水浴び場にすることもできます。
見た目もおしゃれなので、エクステリアのグレードアップにもなるかも?

今回は、そんな便利なペットシャワーについてご紹介します。

小型犬には、スタンドタイプが立ったまま洗えて便利!


出典:http://www.sasazo.jp/maker/suisen/suisen-19.html


小型犬を飼っている方には、このタイプがおすすめです。
屈むことなく立ったまま愛犬を洗うことができるので、洗いやすい上に腰の負担を軽減することもできます。
扉の部分は収納庫になっているので、ペット用品やガーデン用品などちょっとした小物を収納することができて、お庭が散らかりません。

大型犬には、地面に広めの水受けがついたデザインに


出典:http://www.nikko-ex.com/003024product_sp_sq01.html


持ち上げて運ぶのが大変な大型犬も、水受けまで移動させてそのまま洗えるので簡単です。
設置できるスペースにも左右されてしまいますが、自分の愛犬がゆったり座れるほどのスペースがあったほうが、飼い主にとっても洗いやすいし犬もストレスが少ないでしょう。

水道部分は、上の画像のように立水栓のデザイン性が高いものもあれば、このように壁に直接つけて、下に水受けを設置する形式のものや、


出典:http://www.sugaryhouse.com/item/web_pilledcock/pet-6.html


このように、簡易的な立水栓に水受けをプラスしたような形式のものなど様々です。
予算や自宅の全体的なバランスを見て決めるのがよいでしょう。

ペットバス


出典:http://www.sugacorp.jp/gard/bath.html


そのほかに、ペットバスと呼ばれるタイプのものもあります。
文字通り、簡易的なバスタブを設置できるというもので、ものによってはウッドデッキやバルコニーに設置することもできます。
こちらのほうが、深さがあるので水はねの心配も少なくなるかもしれません。

注意点

外構に新しく水洗を設置する場合には、いくつかの注意点があります。

・排水管の関係で、好きな位置に設置できない場合がある
水を使うのと排水はセットで考える必要があります。
排水システムは、家で使用する水道水や雨どいにたまった雨水を排出しやすい場所に設置されていることが多いので、家寄りに設置されていることが多いのです。
新築を建てている段階で、庭で水道を使う計画を考えていて、位置にこだわりがある場合には、早めに施工業者に伝えて排水の設備を工夫してもらいましょう。

おすすめの場所は、玄関脇や駐車場、門扉の近くなどです。
用途に合わせて、一番便利だと思う場所を決めましょう。

・豪雪地帯は、水道が埋もれないように屋根が必要!
雪が特に深い地域などでは、水道も埋まってしまうので、冬場の使用も考えている場合は、カーポートなど屋根のある場所に設置したほうがよいでしょう。
また、寒い地域では水道が凍ってしまい使えなくなるケースも考えられるので、不凍栓にをつけられるようにしておきましょう。

まとめ

ペットとの暮らしを考えたときに、ペットシャワーはとても便利なものです。
毎日の散歩もきっと楽しくなることでしょう。
使い勝手のよいものにするためには理想としては、新築の段階から設置を見据えて計画をしておきましょう。

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お寺など枯山水式の庭で必ずといっていい程目にすることができる敷き砂。
和風庭園を造る上では欠かせないアイテムですが、石種や敷き方等分からない事も多いのではないでしょうか。
ここでは、敷き砂を敷く際に知っておきたい基礎事項を紹介していきます。

敷き砂をする理由

出典:http://blog.livedoor.jp/

もともとは、山の斜面などの水はけが悪く広さも限られた場所に庭を造る際に、土だとぬかるんでしまうということで砂が使われたのが始まりでした。
そして室町時代ごろから、禅の世界を表現する造景として白砂を敷き詰めた庭が発展していきました。これが枯山水式庭園です。

現代では起源と同じく水はけが悪い土地、雨が多い地域で庭を楽しみたいという方に敷き砂はおすすめです。また景観も侘び寂びの雰囲気がよく現れ、美しく清潔感もあるので、個人宅の和風庭園などで人気を集めています。
一度敷いてしまえば手入れもあまり必要なく、工事費もそれほどかからないため比較的安価で作成する事ができます。

代表的な敷き砂の種類

出典:http://blog.livedoor.jp/

敷き砂は石の種類、特に石の色合いによって大きく印象が変わってきます。主なものを以下で紹介しますので、参考にしてみてください。

白川砂

出典:http://www.niwaya.co.jp/

白っぽい御影石を割って造った玉砂利です。もともと京都にある白川の上流で採れた白砂の事を指していましたが、現在では条例により採る事ができなくなっています。
明るく清潔感がある白色が特徴の上品な石で、龍安寺など京都のお寺の石庭でよく使われている最もポピュラーな敷き砂といえます。

桜川砂

出典:http://tsukubalunch.livedoor.biz/

茨城県にある桜川で採れた、大きさ5mm程度の砂利です。
花崗岩が風化してできた褪せた褐色が特徴で、和風庭園だけでなく洋風やモダンな雰囲気にも合わせる事ができる、多用途な砂です。

大磯砂

出典:http://tsukubalunch.livedoor.biz/

神奈川県大磯海岸で採れる砂利です。水槽に敷く砂としてよく使われているもので、黒っぽい素朴な色合いが特徴です。大きめの粒のものは丸みを帯びており、雨などに濡れると美しいつやが出ます。
枯山水風の敷き砂はもちろん、大きめの大磯砂利は雨だれの場所によく使われています。

伊勢砂

出典:http://www.niwaya.co.jp/

三重県朝明川の流域で採れる、花崗岩質の細かい砂です。
白っぽい色に褐色のさびが入った上品な石質で、洋風庭園などにも使えます。歩きやすく、庭全体に敷くのならばおすすめの石種です。

砂の上手な使い方

出典:http://blogs.yahoo.co.jp/

京都のお寺のような枯山水式の庭を目指すのであれば、砂の敷き方はとても重要です。
元来枯山水とは、水などを使わず砂と石のみで様々な風景や仏教世界、宇宙観を表現する庭であり、その風景とは山の峰であったり大海や川のせせらぎであったりします。
それらを表現するため、山の部分は石を盛り上げたり海や川の部分には砂紋と呼ばれる砂の模様で水の流れを描いている訳です。

砂紋は雨風等で崩れてしまい、その度に直す必要があるので、広い範囲にこれを描いてしまうと維持に大変な手間がかかります。実際、有名なお寺の石庭では毎朝熊手などを使い数人掛かりで描き直しています。個人宅で楽しむものであればこうした模様を描くのは狭い範囲にとどめておく事をおすすめします。

また、敷き砂の美しさは枯山水にのみ現れる訳ではありません。白系の砂を敷けばそれだけで庭全体が明るい雰囲気になりますし、園路やアプローチに飛石などと一緒に敷く事で風景を締めることができます。
こうした敷き砂の場合維持費用はあまりかからず最初の工事費のみで済ませる事ができるので家計にも優しく、コストパフォーマンスが大きいお庭の表現方法といえます。

敷き砂についてのまとめ

ここまで敷き砂についてざっとご紹介してきました。
日本の伝統的な石庭は美しく、いつ見ても心が洗われます。我々日本人に脈々と受け継がれてきた心がそう感じさせるのでしょうか。最近でも個人宅で石庭を採用する方は決して少なくありません。
また、こうした伝統にとらわれすぎることなく自分なりの敷き砂の使い方を探るのも面白いですね。

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和風庭園にしたいと考えたときに欠かせないのが敷き砂利。また近年では「芝生の手入れが大変だから敷き砂利にしたい」という考えで敷き砂利に変える人も増えてきました。

ここでは、 敷き砂利について の種類や特徴についての紹介していきます。

日本庭園を引き立てる敷き砂利

和風庭園を考えたときに欠かせないのが敷き砂利。敷き砂利は全体の仕上がりを左右してしまうことがあります。敷き砂利は和風庭園の仕上がりを美しく仕上げるだけではなく、砂利を敷くことで雑草などを生えにくくする効果もあります。

敷き砂利の種類と特徴

「砂利」と聞くと、駐車場に敷いてあるような砂利・線路の下に敷いてあるような砂利を思い浮かべるかもしれません。しかし、昔からある寺社仏閣を思い浮かべてもらうと分かるように、日本にはさまざまな砂利がありますので、どんな和風庭園にしたいかによって使い分けることができます。

大磯砂利

出典:http://blogs.yahoo.co.jp/

「大磯砂利」と検索するとアクアリウム用の砂利として出てきます。 江戸時代の書物に「大磯砂利」という言葉が登場していることから、古くから敷き砂利として使用されていたことがうかがえます。神奈川県の酒匂川(さかわがわ)河口から相模湾岸沿いに大磯海岸に運ばれたものです。大磯砂利が取れなくなった現在では、三重県の御浜砂利やフィリピン産の砂利が「新大磯砂利」として利用されています。

グレー系・緑系の砂利が混在している砂利で神社の敷き砂利として使用されている以外に、水槽の床材や石焼き芋の石としても知られています。

那智砂利

出典:https://tamajyari.com/

水に濡れると光沢のある黒になることで人気がある那智砂利。長い年月を経て自然の力によって丸みを帯びているのが特長です。以前は国内でも採石されていましたが、現在ではほとんどの那智砂利がインドネシア産となっています。

五色砂利

出典:http://www.kitakenzai.com/

数種類の異なる色が入っている砂利です。名前に「五色」と入っていますが、必ず5色入っているとは限りません。乾燥しているときははっきりしない色も、雨に濡れることでくっきりとした色が現れます。

白那智砂利

出典:http://blog.goo.ne.jp/

大理石の白玉砂利です。御浜海岸で取れていた天然の白那智砂利は入手することが難しくなっています。同種の白玉砂利より丸みがあり、汚れにくいといった特長があります。自然石ならではの味わい深い色合いなので、敷き詰めるだけで高級感ある和風庭園になります。

ゴロタ石

出典:http://www.modern-h.jp/

自然の石が川や海で流されることで角が取れ、球状や楕円状になった石のことを「玉石」といいますが、この玉石がさらにもまれたことで直系10cm程度の石になったものを「ゴロタ石」といいます。

伊勢ゴロタ石

出典:http://blog.livedoor.jp/

名前に「伊勢」と付いていますが、三重県菰野町周辺が産地の花崗岩石です。鉄分が多く酸化しているため、色はブラウン系をしています。用途としては、灯籠や水鉢といった大きな物から、砂利といった小さなものまでさまざまな用途に使用されますが、伊勢ゴロタ石といえばやはり「玉石」ではないでしょうか。

知名度が高い割には比較的リーズナブルです。使い方によっては自宅の庭が和風にも洋風にもなる石です。

甲州鞍馬ゴロタ石

(甲州ゴロタ石は、ヒット件数が少なかったので、こちらにしました)
独特の渋い錆色をしており、重厚で渋みのある玄人好みの砂利です。鉄分を含んでいるので、最初は白くても時間経過とともに錆色に変化してきますが、錆色になるまでに時間がかかってしまうので、あえて錆び付けして時間短縮することもあります。

通販で購入し自分で砂利を敷く場合、返品がきかない店舗もあります。サンプルを販売している店舗もありますので、気になる砂利があったらそちらを購入するか、ホームセンターなどで確認し、どんな感じの砂利なのか確認してから購入するようにしましょう。

使用する量と種類によって変わる砂利の費用

出典:http://greenfarm-haji.biz/

エクステリアの中でも安く仕上げることができる砂利。砂利の相場は、だいたい5kg=2,000円~ですが、砂利の種類によっても費用は変わってきます。使用する量は地面が見えないようにするために30mm~50mmの厚さが必要となりますので、思ったより砂利が必要になります。初めての方は庭の広さに対して使用する量が分からないと思いますので、専門業者に依頼するといいでしょう。

また、砂利と一緒に購入しなければならないのが、雑草が砂利の隙間から生えてくるのを防ぐ防草シートもです。防草シートは低価格なものほどシートが薄く、耐久性が低くなっています。多少値が張っても、いい防草シートを購入しましょう。

DIYが得意・趣味、自分だけの和風庭園にしたいという方は費用も安く済むDIYで行い、反対にDIYが苦手・面倒、確実にきれいな仕上がりにしたいという方は、多少費用がかかってしまいますが業者に頼むといいでしょう。

敷き砂利についてのまとめ

数多くの種類がある砂利。大きさや色を変えるだけでもガラッと変わり、華やかな庭になったり、落ち着いた雰囲気の庭になったりします。どの砂利も雨や打ち水などで濡れることで光沢が増すので、晴れて乾燥しているときとは違った景色になります。
また砂利は踏むと音がなるので、家の周りに敷き詰めることで防犯として使用されている方もいらっしゃいます。

よく河原などにある砂利を持ってきても大丈夫かという話を耳にしますが、河原にある砂利や石を勝手に持ってくることはできません。建設大臣や都道府県知事といった河原管理者の許可が必要になりますので、こちらも注意が必要です。

コンクリートやレンガよりも庭を味あるものに安い費用で変えることができ、防犯にも役立つ砂利は優秀な素材といえるかもしれません。

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延段とは、庭に設けられた石張りの通路です。飛石とは違い石と石の隙間がほとんど無いため歩幅を気にせず歩く事ができます。石の種類や敷き方が多様で和洋を問わずいろいろな庭に合わせる事ができるので、庭の景観を良くする手段の一つとして人気です。 ここでは延段の種類や費用について紹介していきます。

延段を庭に設置する理由

出典:http://www.hanakobou.com/

散策目的の庭の場合、点景物を効果的に見せる為や歩きやすくする為に園路を作る必要があります。これには自然物である石を使うことが多く、よく見られるのが飛石と呼ばれる一石ごとに離れて設置された園路です。しかし飛石は歩き方を強制するため、歩幅に関係なく歩きたい場合は延段がおすすめです。

また、飛石だけでは景観が単調になってしまうといった時は、合間に延段を挟む事でこれを引き締める事ができます。

延段の種類

出典:http://blogs.yahoo.co.jp/

一口に延段と言っても、そこには古来からの伝統的な3種の様式があります。それぞれ真・行・草といい、漢字書体の真書・行書・草書と同じく実態をどれほど崩すか、の度合いによって分類されています。まずは3つの形態や作法を理解し、庭の景観に合った敷き方を選びましょう。

真の延段

出典:http://muso.to/

角状の切石のみを使用した、3種の中では一番格調の高い様式です。基本的に直線を基調として敷かれており、玄関近くなどの形式を重視した場所に使われます。正方形の切石を碁盤のように敷き詰めた市松敷き、細長い短冊石とよばれる切石を使った短冊敷き、煉瓦のように切石を敷いた煉瓦敷きなどがあります。

行の延段

出典:http://hero1945.livedoor.biz/

切石と自然の石を交えて敷かれた、真の延段に比べると少しくだけた趣の様式です。自然石を使った柔らかな雰囲気の曲線は庭のアクセントとして効果的です。寄石敷きともよばれ、玉石と短冊石を混ぜて敷くことが一般的です。

草の延段

出典:http://fujikurazouen.com/

自然石のみを使用した様式です。ほぼ全ての要素が曲線で構成されており、素朴で自然風味あふれる仕上がりとなっています。侘び寂びの趣を表現したい時には有効です。大きめの玉石を使うと霰崩し、小さめの玉石だと霰零しとよばれる敷き方になります。

延段を設置する際の注意点

出典:http://hikida-zouen.com/

延段は庭の点景物である前に歩行路であるため、やはり歩きやすさが重視されます。切石の場合は表面が加工されていることが多いので問題ないですが、自然石を使う場合は凸凹が少ない物を使いましょう。

石を敷く際は目地の深さも気にする必要があります。安全性や美観の点でも1cm以内に収めた方が良いでしょう。

また、延段があまり長くなりすぎると景色が単調になってしまうことがあります。こうした時は途中を折り曲げたり、飛石を挟むなどして変化をつけると見栄えが良くなります。

設置にかかる費用

延段の設置はホームセンター等で切石を買ってきて自分で設置することも可能ではありますが、歩行スペースのためひび割れ等が起こると危険ですので、できるだけ業者に頼むことをおすすめします。

敷き方の様式や石種などによって費用は異なりますが、1平米あたり6万〜7万円程度かかるようです。

延段についてのまとめ

ここまで延段について紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。延段は、かつては茶の湯の文化から発生しました。茶室に隣接した露地とよばれる庭で客が遊ぶ際に、延段や飛石を歩いて散策していたのです。

道路から玄関までのいわゆるアプローチとは異なり、庭における延段は石の間隔や目地、段差等を自由に変える事ができ様々なバリエーションを持たせる事が可能です。庭に園路をとお考えの場合は是非選択肢に入れてみてください。

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庭と植物は切っても切れない関係であり、中でも庭に木を植えたいと考える方はとても多いです。

しかし、石などと違い木は成長し季節によって表情も変わる為、計画性を持って植える必要があります。

ここでは庭木を植える前に知っておきたい基本的な知識を紹介します。

庭木を庭に設置する理由

庭に木を植える事で生まれるメリットはいくつもあります。

憩いの場をつくる事ができる

出典:http://exterior-compath.com/

木を植える事で木陰ができます。それが縁側やテラス、リビングの窓付近だったりしますととても心地よい雰囲気のスペースになります。ティータイムでくつろいだり、お昼寝したりと用途は様々です。

庭を広く見せる事ができる

出典:http://greenfarm-haji.biz/

花や低木だけでも庭は構成できますが、そこに木を植えると平面上の広さだけでなく高さが生まれ、空間に広がりを感じる事ができるでしょう。

季節や歴史を感じる事ができる

出典:http://keiji.niwasousaku.jp/

春は花、秋は紅葉など季節毎によって表情を変える庭木は生活に彩りを添えてくれることでしょう。実を付ける樹木にし実りを楽しむ方も。

また、お子様が生まれると同時に木を植え、お子様の成長とともに大きくなるシンボルツリーも人気を集めています。

庭木の選び方

出典:http://greenfarm-haji.biz/

肝心の樹木の種類の選び方ですが、もちろん何でも良いという訳ではなく考慮すべきポイントがいくつかあります。

まずはスペースの確保です。木は成長とともに高さだけでなく横幅も広くなっていくため、初めから木の周りの空間をある程度あけておく必要があります。

そしてお庭の環境も大切です。地域の気候条件はもちろん、湿度や風の通り、日照時間など様々な要素があり、その環境に合わない木を植えてしまうと弱っていってしまいます。

どんな目的で木を植えるのかもあらかじめ決めておきましょう。花や実を楽しむため、木陰作り、外からの目隠しなどなど。非常にたくさんの種類の樹木があるので、それぞれに適した木が必ず見つかるでしょう。

また、庭木には大きさ等によって主木・中木・下木に分けられます。この分類も庭木選びに大切となります。

主木

庭のメインテーマとなる、大きめの木です。庭全体をしめる最も重要な木といえます。まずはこれを決めましょう。

マツ、スギ、ヒノキ、ヤマモモ、ヒイラギなどが挙げられます。

中木

出典:http://blog.livedoor.jp/

樹木の種類のほとんどが中木にあたります。主木を引き立たせる役割を持ちます。
サクラ、モミ、サザンカ、ツバキ、サルスベリなどが挙げられます。

下木

出典:http://greenfarm-haji.biz/

中木と主木を引き立たせる、背の低い木々です。
ツツジ、ミズキ、サツキ、ヤツデ、アジサイなどが挙げられます。

庭木の選び方は日照時間を基準に

出典:http://www.seiwa-garden.net/

先ほど庭木を選ぶにあたりお庭の環境の日照時間も大切と述べましたが、こちらでもう少し解説します。

庭木に限らず植物は光合成によって栄養をつくっているため、日当たりが無いといつかは枯れてしまいます。ただし、日陰でも太陽光が全くないという訳ではなく、むしろ日陰を好む樹木も存在します。これを陰樹とよび、日向を好む木は陽樹とよびます。

庭に日当りが無いからといって庭木を植えるのをあきらめる必要は無く、こうした日陰でも成長できる木を選ぶのも一つの手です。

陽樹にはマツ、イチョウ、ヤナギ、サクラ、オリーブなどがあり、陰樹にはツバキ、アオキ、クチナシ、ヒイラギ、ヒノキなどがあります。

落葉樹はほとんど陽樹、常緑樹はほとんど陰樹と分ける事もできます。

庭木の配置を良く見せる方法

植物はもともと自然界に生えているものであり、その自生のしかたに規則性はあまりありません。人の手で木を植える時も、等間隔に規則正しくというよりは少しバランスを崩して植えた方がより自然に、かつ美しく見えます。

基本的にはまずは主木を植え、それに添うようにして中木や下木を植えていきます。このとき、3本の木で作られる三角形が不等辺三角形になるように植えるとより美しい配置になります。日本の伝統的な配置の仕方は、この三角形の辺の比が7:5:3になるようにしています。

また、庭木のすべてが花木、もしくは常緑樹というのも人工的な感じがしてしまうので、これらを混ぜて植えた方がよいでしょう。一般的には、花木と常緑樹は7:3くらいが調和しやすいといわれています。

庭木の価格

出典:http://yukizouen.com/

同じ木、同じ高さのものでも、業者によって値段が異なっていたりします。自然のものなので、どうしても太さや枝ぶりに違いが出てしまうためです。 普通の主木となるような木ですと、工事費用は2万円前後かかるようです。ホームセンターなどで売っている樹木の値段を2倍したものが工事費用込みの値段、という目安もあります。

ただ値段は木の大きさだけで決まるわけではなく、季節はずれのものだとかなり安くなっていたりもします。

主木はしっかりしたものを選び、中木や下木はアウトレット品などを使う、というのも費用を減らす工夫の一つでしょう。

庭木についてのまとめ

庭木についてご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。
・庭の環境にあった樹木選びを。
・日陰でも育つ木はある。
・配置は不等辺三角形をつくるように。
・工事費込みで1本2万円前後。

庭木は一度植えてしまうと変更はききませんが、家族とともに成長していくシンボルのようなものです。お手入れやご近所との調和なども考え、是非納得のいく庭木をお選びください。

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