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クローズ外構は、境界線を比較的高い塀や生垣、門などで囲み、外部からの視線をシャットアウトするエクステリアプランです。都市部の住宅や邸宅などに多いスタイルで、どっしりと重厚な印象を与えます。

外部からの視線が気にならないため、庭でバーベキューをする方や、じっくりガーデニングを楽しみたいという方にも人気。広いお庭のあるお宅にお奨めの外構です。

クローズ外構の定義

出典:http://www.keihangreen.com/

近隣の視線が気になる場合や、通行人の視線を避けたいという場合に、境界線に比較的高い塀や生垣を設けて、外部の視線をさえぎるのがクローズ外構です。

ブロック塀などで完全に視線をさえぎるものから、光や風を若干通すフェンスで周囲を囲む場合もあります。塀やフェンス、門扉、ガレージなど様々なエクステリア用品を駆使して、外構デザインそのものを楽しめるのも、クローズド外構の醍醐味と言えます。

クローズ外構のメリット

出典:http://fuji-exterior.com/

オープン外構に比べると閉鎖的、排他的と思われがちなクローズド外構ですが、住まい手にとっては多くのメリットがあります。具体的に見て行きましょう。

プライバシーが守られる

外部の視線が届かないため、プライバシーが守られます。他人の視線を気にせずに庭で過ごせるため、バーベキューやガーデンパーティも満喫できます。洗濯物を庭で天日干しすることも可能。日中、リビングのレースカーテンを閉めて過ごす必要もなく、のびのびと暮らすことができるのも魅力です。

安全性の向上

比較的高い塀やフェンスで囲まれているため、子供やペットが道路に飛び出す心配は殆どありません。また、セールスなどが敷地内に立ち入る事も阻止できます。但し、不審者は塀ぐらいは楽々と突破するので、必ずしも侵入をシャットアウトできるものではない事は覚えておきましょう。

住まい手のステイタスを表現できる

エクステリア用品には様々なデザイン・素材・グレードの商品が揃っており、住まい手のセンスや個性を表現できる楽しさがあります。重厚な塀や門構えは、住まい手のステイタスの高さを感じさせます。

クローズ外構の留意点

出典:http://www.kmt-e.com/

住まい手にとってのメリットが多いクローズド外構ですが、やはりいくつかの留意点があります。主なポイントを挙げてみましょう。

コストがかさむ

敷地の外周は意外と長いため、想像以上の資材が必要となります。しかも、視線をさえぎるにはある程度の高さで切れ目なく囲う必要があるため、コストがかさみがちです。また、生垣を採用した場合は、定期手に剪定をするなどの維持・メンテナンスの費用も発生します。耐用年数に応じた交換も必要になるため、10年・20年というスパンでコストを計算しておくことも大切です。

不審者のターゲットになりやすい

外部からの目が届かない分、一旦侵入したら安心して作業できるため、不審者のターゲットになりやすいと言われます。番犬や防犯カメラ、警備会社との契約などで、侵入を諦めさせる工夫を行う事が大切です。

近隣への配慮

塀や生垣を高くすることは、交流を拒絶しているとも取られかねないので、注意が必要です。
特に近隣住居の窓の前などをあからさまに塞いでしまうのはトラブルの元。樹木でさり気なく目隠しするなどの配慮も大切です。

狭い敷地では圧迫感がある

敷地が狭い場合、ブロックなどで囲ってしまうと圧迫感が出てしまう場合があります。その場合はフェンスなど隙間の多いものを使うようにしましょう。通行人の視線の高さだけを目隠しできるデザインにするのも一つの方法です。

こんな方にお奨め

どんな外構にも、必ず一長一短はあります。どの外構スタイルを選ぶかは、ご家族の趣味やライフスタイル、価値観によって決まります。次のような方は、クローズド外構がお奨めです。

家族のプライバシーを大切にしたい方

外部からの視線を気にせず、家の中でもお庭でも、のびのび自由に暮らしたいという方にお奨めです。ガーデニングやスポーツのトレーニング、趣味に集中したいという方などにピッタリな外構です。

隣家との境界をはっきりしたい方

ボールが隣家に飛び込んだ、落ち葉が隣家の敷地に入ったなど、隣家との間ではちょっとした問題が持ち上がりがち。そんな問題を防止するために、境界線をしっかり区切り隣家に迷惑を掛けない外構にするのも一つの方法です。

外構自体を楽しみたい方

エクステリアデザインは非常に奥が深い世界のため、趣味として様々な外構を楽しむことができます。

クローズ外構は、やはり防犯やプライバシーが求められる地域に多いスタイルです。しかしそれは、排他的な外構というよりも家族の自由なライフスタイルを守る外構とも言えます。また、設計に当たっては近隣との交流を拒絶していると映らないような配慮を盛り込む事も、重要なポイントと言えます。

近隣との交流を阻害しない配慮を

クローズ外構は、やはり防犯やプライバシーが求められる地域に多いスタイルです。しかしそれは、排他的な外構というよりも家族の自由なライフスタイルを守る外構とも言えます。

また、設計に当たっては近隣との交流を拒絶していると映らないような配慮を盛り込む事も、重要なポイントと言えます。

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抜いても、抜いても生えて来るお庭の雑草。除草剤を使えば簡単なのは分かっていても、家族やペットへの影響、ご近所への配慮などから躊躇してしまうという方は案外多いものです。そこで、除草剤に頼ることなく雑草を減らす方法として、外構工事による雑草対策をまとめてみました。

工事により、根本的に雑草を生えなくする、あるいは生えにくくするもので、お庭のデザインや条件に合った方法を選ぶことがポイントとなってきます。

雑草対策をする際の抑えておく対策ポイント

コンクリート舗装や石張りにすれば、雑草の悩みからはほぼ開放されます。しかし、どうしても費用がかさむため、もっと手軽な方法を組み合わせてコストを抑える視点も大切です。その方がお庭に変化と味わいが生まれます。いくつかご紹介しましょう。

防草シート

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防草シートは、その名の通り雑草を防ぐためのシートです。土の上に防草シートを敷き詰め、化粧砂利などで覆うのが一般的。雑草の芽はシートを突き破れないため、宿根性の雑草や地下茎で増える雑草にも有効です。

また、種が飛んできても防草シートの下にまで根を伸ばすことはできないため、簡単に除草できます。もちろん、水や空気は通す構造のため、樹木やお花などへの影響もありません。比較的簡単に施工でき、コストも抑えられるので広く利用されています。

但し、完全に雑草を防ぐことは不可能で、年月とともに効果が薄れる傾向にあることも理解しておきましょう。

人工芝

出典:http://takumiken.co.jp/

人工芝は、天然芝のように水やりや施肥、草むしり、芝刈りなどの手間がかからないのが魅力。土の上に人工芝を敷いただけでは、隙間から雑草が生えてくるため、防草シートを敷いてから人工芝で仕上げると良いでしょう。

あるいは、コンクリートやアスファルトで地面を舗装してから人工芝で仕上げれば、雑草を根本からシャットアウトできます。地盤の処理をどのような方法で行うかで工事費は大きく増減します。

化粧砂利

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砂利を厚く敷くことでもある程度雑草を抑えることができます。土の上に厚い砂利の層(5~8cm)を作る事で、雑草の芽や根が伸びるのを阻止するのです。それでも、雑草の生命力は強いため、ある程度は生えて来ます。

防草シートと併用した方が、より効果的です。施工の際には砂利を押えるための縁石なども必要になります。また、数年で砂利の間に落ち葉や土が入り込み、効果が薄れて来る事も理解しておきましょう。

固まる土

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水を掛けただけでコンクリートのように固まる特殊な土。コンクリート舗装したようになるため、下から雑草が生えてくることも、飛んできた種が発芽する事もありません。土のような色合いなので、お庭のイメージを損なう事がないのも魅力です。

施工にあたっては5cm程度の基礎砂利が必要です。基礎砂利がないと水平が保てなくなりヒビ割れの恐れが生じます。DIYでの施工も不可能ではありませんが、非常に重いのと水平をとるのは難しいため施工会社に相談した方が賢明です

バークチップ

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バークチップは、杉や檜、桜、ヒバなど自然木の「樹皮」を砕いたもので、様々な大きさのものがあります。バークチップを厚く敷き詰める事で、雑草の芽や根が伸びるのを抑える効果があります。

化粧砂利による防草と同じメカニズムですが、砂利よりも温もりを感じさせ、数年後には自然と土に還って行くのが特徴です。

また、バークチップでマルチングする事で、乾燥や温度変化を和らげる効果が生まれ、樹木やお花の生育にも良い環境を保つことができます。軽いため、DIYでも施工できます。

ウッドチップ

出典:http://at-canna.sblo.jp/

ウッドチップは、間伐材や端材、木造家屋の廃材など、「木材そのもの」を細かく粉砕したもの。バークチップ同様、厚く敷き詰める事で、雑草を防ぐ効果が期待できます。ウッドチップも、温もりを感じさせ、数年後には自然と土に還って行きます。

乾燥や温度変化を和らげる効果もあります。但し、バークチップ同様、土に還るという事は、年々防草効果が落ちて行く事でもあります。

雑草を防ぐと言うよりも、雑草の繁殖を抑え、除草を楽にするものと考えておきましょう。

いつまでも無理なく向き合えるお庭を

「若い頃は苦にならなかった草むしりが、年齢とともに苦痛になってきた…」そんな声をよく耳にします。20年後、30年後も楽しくお庭と向き合うためには、やはり草むしりが極力少なくて済むよう、あらかじめ工夫しておくことが大切です。

雑草対策は、比較的簡単な工事で済みますが、体力が落ちてからではプロに頼まないと難しくなります。体力があるうちに、自分たちの手でチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

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エクステリアひとつで、電気や水をグンと節約できます。地球という閉じられた環境の中、持続可能な暮らしを続けて行くためには、水やエネルギーという限りある資源を上手に使う知恵が必要になって来ています。

そこで注目されるのが、エクステリアによるエコライフです。降り注ぐ太陽の光や熱、雨、植物などを上手に活用する事で、快適に暮らしながらエネルギーや水を節約できます。しかも、簡単に実践出来て、手間もほとんどかからないのも魅力。一例を紹介しましょう。

エクステリアで、できるエコの種類

エクステリアなら外観を意識しつつ、スペースを無駄なく利用することで太陽光発電、夏場の温度調整、雨水の活用等々、様々なエコに活用することができます。
ここでは、エクステリアでできるエコの種類をご紹介します。
ご自宅の環境に合った、エクステリアを見つけてみてください!

カーポートで太陽光発電

出典:http://www.souken-ex.com/

カーポートの屋根を使って発電すれば、電気を自給でき、それだけ化石燃料に頼らない暮らしが可能になります。余った電気は売電できるため、設置費用を継続的に回収できるのも魅力。

停電でも太陽光があれば発電できるため、災害時も安心です。屋根とソーラーパネルが一体になったものや、既存のカーポートに後付けできるものなど、様々な商品が揃っています。日当たりの良いカーポートなら、検討したい設備です。

カーポートの芝緑化

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ヒートアイランド現象を抑えるには屋根の緑化が有効です。カーポートの屋根は勾配が緩い場合が多いので芝緑化に最適。芝生は天然の断熱材で、カーポートの下は夏場でも木陰以上の涼しさです。車内温度が抑えられるので、エアコンの使用も少なくて済みます。

また、カーポートの強度によっては柵で囲んで空中ガーデンとして活用する事もできます 。軽く、保水性の高い芝緑化システムも開発され、水やりなどの手間があまりかからない商品もあります。

駐車スペースのエコ化

出典:http://smile-garden.com/

駐車スペースは玄関の近くが多いため、夏場は玄関から暑い空気を室内に呼び込みがちです。そこで注目されているのが駐車スペースの緑化。芝が照り返しを抑え、雨水などを蓄えて、夏場の温度上昇を抑えます。コンクリートやアスファルトで舗装されている場合でも、舗装の上を簡単に芝緑化できるシステムも開発されています。

車や人に踏みつけられても枯れず、保水力が高いため水やりも少なくて済むという優れもの。施工時間が短く、費用がリーズナブルなのも魅力です。

雨水タンク

雨水タンクは、雨水をタンクに溜めておき、ガーデニングや打ち水などに利用するシステムです。雨どいに取り付けるだけなのでDIYでも設置OK。

今まで捨てていた雨水を有効活用する事で水の節約になり、多くの家庭で設置すればゲリラ豪雨の際に一旦雨水を蓄え、洪水を防止する「ダム効果」も期待されています。このため、設置に当たっては補助金を支給する自治体も多く、一度問い合わせてみると良いでしょう。

緑のカーテン・壁面緑化パネル

出典:http://takata1483.cocolog-nifty.com/

夏場の日差しを和らげるために、南側や西側の窓の前にゴーヤなどを這わせるのが緑のカーテンです。日差しをカットしながら、葉の蒸散効果で涼しい風を室内に呼び込み、エアコンの使用を抑えます。

花や実の収穫も楽しめるため、お子様と一緒に楽しむご家庭が増えています。また、植物を植えたパネルを壁に設置し、壁面の温度上昇を抑えるのが壁面緑化パネルです。天然の断熱材として夏場の室温上昇を抑える効果があります。

オーニングでエコ

出典:http://www.4seasons.jp/

オーニングは、窓の外に取り付けて日差しを遮る日除けです。カーテンやブラインドと違い、窓の外で日差しを遮るため、高い省エネ効果を発揮します。

デッキの上に設置すれば、少々の雨でも雨除けになり、バーベキューもOK。紫外線もカットできるため、女性やお子様にも安心です。冬には収納して、暖かな日差しを室内に取り込むこともできます。

ガーデンテラスで雨の日でも乾燥機いらず

ガーデンテラスは、庭に突き出したお部屋で、ガーデンルーム、サンルームなどとも言われます。ガラスなどで囲まれ、冬でもポカポカ。

ガーデンテラスで過ごしたり、暖まった空気を室内に引き込んだりすれば暖房費を節約できます。また、洗濯物もからりと乾くので、雨が続いても安心。乾燥機に頼らないのでさらなるエコにつながります。

素敵で快適なエコライフを

省エネというと、電気を小まめに消したり、お風呂のお湯を洗濯に再利用したりと、なにかと「努力と忍耐」が要求されるもの。でも、エクステリアを工夫したエコライフは、特別な努力をしなくても省エネに貢献でき、しかも素敵で快適な暮らしを実現できます。

作ってしまえば、費用も手間もあまりかからないため、無理せずエコライフを満喫できるのも魅力です。エクステリアをプランニングするなら「エコ」という視点もぜひ加えてみてはいかがでしょうか。

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公共施設や店舗では、段差をなくしてスロープを設けるなど、車いすでも安全に移動できるよう、バリアフリー対策が広く行われています。また、住宅内でも段差をなくすなど車いすで安全に移動できるバリアフリー住宅が増えています。

しかし、家の玄関から道路に出るまでのわずかな距離には段差が存在し、足腰の弱った高齢者の外出意欲を大きく阻害している現実があります。このような外構による障壁を解消し、安全に外出できる環境を整えるのがバリアフリー外構工事です。

バリアフリーを叶えるスロープ工事

多くの場合、玄関と道路の間には段差が存在し、何段かの階段が設けられているのが普通です。健常者には気が付かないほどのわずかな段差でも、車いすの方にとっては大きな障壁になります。

そこで、スロープを作って車いすでも安全に外出できるようにするのがバリアフリー外構工事の代表的な事例です。但し、スロープさえつければ、バリアフリーで誰しもが安全に外出できるとは限りません。車いすでも走行しやすいスロープの角度や幅、スロープの床素材など、バリアフリーを叶えるためにチェックするべきいくつかのポイントがあります。次の項目からバリアフリー外構を叶えるポイントを順に見て行きましょう。

スロープの幅

出典:http://081128.jp/

まず、車いすでも安全に通行できる幅を確保する必要があります。スロープの幅は広いに越したことはありませんが、一般的な日本の住宅のアプローチ部分は狭いため、1mを目安に設計するのが通常です。また、車いすの脱輪を防ぐために、縁石を設置する事も大切なポイントとなります。

スロープの床素材

雨に濡れても滑らない素材を使う事も重要です。石材やタイルは、雨で濡れると滑りやすくなる場合があるため、安全性を考慮して濡れても滑らない床材を選ぶ必要があります。また、コンクリート仕上げであっても「刷毛びき」(箒などで跡を付けザラザラに仕上げる方法)などで滑りにくい仕上げにすることがポイントです。

※近年、デザイン性に優れ、滑りにくい床素材も開発されているため、スロープを検討する際は外構工事の施工会社にぜひ相談されることをお勧めします。

スロープの傾斜角度

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屋外のスロープは5%(1m進んで5センチの高低差)以内にすることが基本です。ちなみに屋内では8%以内が基準ですから、屋外はより緩やかにして安全性を確保することが求められます。

高低差が大きく、5%以内の傾斜角度に収まらない場合は、スペースがあればスロープに折り返しを作る、なければ角度をつけるなどの対策が求められる場合もありますが、介助者なしの車いす利用を想定すると5%以内に留めることが理想です。

手すり工事

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足腰が弱った場合に備えて、アプローチや外階段などに手すりを付ける事も大切です。手すりで体を支えることで、安定した歩行や階段の昇り降りが可能になります。高齢者の場合、ちょっとした転倒が原因で寝たきりになる事も多いため、階段など体のバランスが不安定になる場所には手すりの設置が重要です。

工期が短く、比較的安価な費用で済みます。また、スロープにも、できるだけ手すりを設置しましょう。車いすでの転落を防止できるほか、スロープを使ったリハビリ(手すりにつかまりながらの歩行訓練)に利用される方もいます。

門扉の工事

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多くの場合、門扉もまた車いすでの利用を想定していません。車いすでも通れる間口を持ち、軽い力で簡単に開け閉めできる門扉への交換も、バリアフリー外構工事のひとつです。一般的な門扉はドアタイプが多く見られますが、車いすでドアタイプの門扉を開閉するのは容易ではありません。

引き戸タイプなら無理なく開閉できるため、車いすご利用の方にもお奨めです。

健康な内にバリアフリー外構工事を

年齢とともに、体力が衰えて行く事は誰しも避けられません。いつまでも意欲的に外出を楽しめるかどうかは、外構のバリアフリー化にかかっていると言っても過言ではありません。

体力が衰えてからではなく、元気なうちにバリアフリー外構工事を済ませておくことが大切なポイントです。

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ご自身の家を守る為にも不審者が入りにくく、発見しやすい外構工事が理想的です。その為には塀が高く、人目が届きにくい家は、不審者にとっては「一旦侵入したら発見されにくい家」のため、かえって危険。むしろ外から丸見えになっている家の方が不審者には入りづらいと言われます。このように不審者が嫌う「人目」「光」「音」を意識した外構にする事で、効果的な防犯対策が可能になります。そのポイントをまとめてみました。

不審者が入りにくい門とフェンス

出典:http://www.lixil-reform.net/

敷地と外部を隔てているのは門とフェンスです。防犯対策の高い門やフェンスを設置するだけで不審者は「この家は用心しているな」と警戒し、侵入を諦める効果が期待できます。狙われにくい家にするための門やフェンスの一例をご紹介します。

電気錠付き門扉

出典:http://takumiken.co.jp/

門を閉めれば自動的に施錠される門扉。施錠を忘れることがない上、不審者に防犯意識の高さを示すことができる事から、狙われにくくなります。またピッキングがしにくいシリンダー錠付きの門扉に交換するだけでも、防犯意識の高さを感じさせる効果があります。

カメラ付きインターホン

出典:http://kyushu.hituji.jp/

留守かどうかを確認するために堂々とインターホンを鳴らす不審者がいます。応答がなければ留守だと判断するわけです。カメラ付きインターホンなら不審者の顔が映ってしまうため、不審者を諦めさせる効果があります。最近のものは画像が鮮明で、映る範囲が広く、録画機能も付いているなど、より防犯性能が上がっています。

最新のものと交換すればより抑止効果が高まります。性能にもよりますが1万円~5万円ぐらいで設置できます。

見通しの良いフェンス

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不審者は人目を大変気にします。従って外から丸見えになるフェンスの方が不審者にとっては狙いにくい家になります。一旦侵入してしまえば、外から見えなくなってしまうような塀や生垣で囲われた家は、見通しの良いフェンスに交換した方が良いでしょう。

侵入されても不審者を発見できる庭と玄関

不審者が門やフェンスを突破しても、住居内に侵入する前に発見できれば犯罪を未然に防ぐことができます。第二の防衛線として庭と住宅まわりに防犯対策を施しておくことが大切です。

センサーライト

出典:http://blog.livedoor.jp/

人が近づくと自動で点灯する人感センサー付きのライトを庭や勝手口などに設置しておくと有効です。不審者が侵入した事をいち早く察知でき、留守の場合でも不審者を威嚇して諦めさせる効果が期待できます。1台数千円で手に入るため、複数設置しておくと安心です。

防犯砂利

歩くとジャリジャリという大きな音が出る砂利が市販されています。これを家の周りに敷き詰めておくと、不審者は歩くたびに大きな音が出るため諦めて退散します。軽いため女性や高齢者でも自分で撒く事ができます。

庭に死角を作らない

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人目を気にする不審者は、暗がりや死角が大好きです。庭に死角になる場所があったら、ガーデンライトやセンサーライトを設置します。また、茂みがある場合は適度に剪定するか、伐採してしまう事も有効です。

見通しの良いベランダ・バルコニー

出典:http://blog.livedoor.jp/

ベランダやバルコニーは壁で囲まれている場合が多く、不審者にとっては格好の死角になります。ここに身を隠し、窓を破る作業を行うわけです。実際、1階のリビングに家族が居たのにも関わらず、2階のベランダから侵入されたという被害が頻発しています。屈んでしまえば外から見えなくなってしまうベランダやバルコニーは、見通しの良いものに交換した方が安心です。

簡単に侵入できない車庫

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車庫やカーポートからの侵入を防ぐには、電動オーバードアの設置が有効です。跳ね上げ式の車庫用門扉で、閉じてしまえば外部からの侵入をシャットアウトします。電動式なら高齢者にも簡単に操作できます。費用は車庫のサイズにもよりますが、10万円~50万円程度で設置可能です。

外構に現れる防犯意識

犯罪に巻き込まれないようにするには、犯罪者が侵入を諦めるようにすることが一番です。つまり「この家は防犯意識が高いな。侵入しても二重、三重の対策が取られていそうだ」そう感じさせることで抑止効果を高めることが有効です。

家の周りから犯罪者が好む死角を無くし、さらに防犯砂利や防犯カメラなどを設置しておくなど、いくつもの防犯対策が取られている事を犯罪者にアピールすることが、犯罪を諦めさせることにつながります。

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外構工事の仕上がりの良さを左右する工事店の選定。優良事業者を選ぶことで、丁寧な施工はもちろん、施工後の保証・アフターフォローを確保することができます。 当コンテンツでは、これから外構工事を検討される方に向けて、信頼できる外構工事店の選び方を4つの項目に分けてご紹介します。

1信頼できる工事業者を選ぶ5つのポイント

信頼できる業者を選ぶ際のポイントとして、 まずはこちらの5つを確認しましょう。

① 工事内容に合った業者を選ぶこと

業者により、得意不得意の工事内容があります。あまり経験のない工事は外注を依頼するケースもあり、品質・コスト両面での不安が生じます。 おおよその工事プランが固まっている場合、複数社への相談・見積もりをとり、どの業者が一番最適かを見極めることが重要になります。

POINTPOINT「イングリッシュガーデンは得意だが、日本庭園は不得意」「玄関アプローチは高額だが、堀・フェンスなどは定価以下」など、業者によって性質が様々です。

② エンドユーザーと直接契約してること

ハウスメーカーなどの下請けが中心の施工業者の場合、ハウスメーカー側の利益を確保しなければならないため、利益分を乗せた金額や素材の提示が必要になり、価格が高くなる傾向にあります。                      
A社(ハウスメーカー経由)とB社(直接依頼)の費用比較
  工事内容 価格
A社(ハウスメーカー経由) カーポート 300,000円
駐車スペース 250,000円
門扉・門柱 300,000円
玄関アプローチ 400,000円
フェンス 550,000円
合計金額 1,800,000円
B社(直接依頼) カーポート 300,000円
駐車スペース 200,000円
門扉・門柱 200,000円
玄関アプローチ 300,000円
フェンス 500,000円
合計金額 1,500,000円

POINTPOINT素材・諸費用の調整により、直接依頼のB社の方が「30万円」分お得になりました。

また、エンドユーザーと直接契約する仕事が多い業者の場合、エンドユーザーのこだわりを実現している分、実績・ノウハウが豊富なため、色々な相談にも乗っていただけます。

③ 実績を重視すること

信頼できる施工業者か判断する上で、実績は非常に重要なポイントになります。業者の規模に関わらず、実績の有無は業者毎に異なります。これまでどのような外構工事をしてきたのかを写真・動画で確認をしたり、実際に施工した現場を案内してもらい、話を聞くのも有効な方法です。 小規模業者の場合、一人の職人が様々な施工を行うため、一人あたりの技術力が高い傾向にあります。

POINTPOINT施工事例を確認し、理想的に合った工事が可能かしっかりと吟味しましょう。

④ 安さに惑わされないこと

価格が極端に安い場合、必要資材を減らしている未熟な職人を使っているといった原因が考えられます。簡単に値引き交渉に応じられる場合も注意が必要です。 ただし、適正価格範囲内での安価な施工の場合は、資材を共同で大量に仕入れていたり、無駄な経費を徹底的に削減をしたり、合理的なコスト削減がされている可能性もあります。

POINTPOINT適正価格か知るために、複数業者に相談&見積もりをとることが大切です。

⑤ 保証・アフターサービスの有無を確認すること

施工後の保証・アフターサービスは、家を長持ちさせるために絶対に外せないポイントになります。見積もり時に、10年保証などのアフターサービスの有無について、必ず確認をしましょう。

その他

最低限の確認事項として、下記3つもおさえておきましょう。 ・建設業許可登録業者であること ⇒造園業や土木工事など、一定以上の工事をするには都道府県知事の許可や認可が必要です。 ・外構工事の有資格者がいること ⇒造園施工管理技士、造園技能士、土木施工管理技士、エクステリアプランナーなど、外構工事には様々な資格者が存在します。有資格者が多く在籍する会社は、技術を重視している事が分かります。 ・工事に関する保険に加入している ⇒万が一の事故やアクシデントに備え、建築工事保険、請負業者賠償保険、生産物賠償責任保険などの各種保険に加入している必要があります。

2こんな業者は要注意!4つのポイント

依頼時、見積もり時に気を付けるべき4つのポイントを紹介します。 これらの特徴が見られた場合、あまり良い業者とは言えません。

POINTPOINTどれか一つでも当てはまった場合、すぐに他の業者へ施工依頼を検討しましょう。

① 他社の図面を見せて欲しいという業者

複数社で見積もりをとり「A社のデザインが気に入った」と、断りをいれた時などに、「同じデザインでA社よりも安く工事をする」といった提案をしてくる業者には注意しましょう。他社のデザイン流用は、ルール違反です。 後々のトラブルに繋がる可能性が大きいため、そのような提案をされた時は、速やかに断りましょう。

② 工事代金を一括前払いにしてほしいという業者

通常工事代金の支払いは、契約時着工時完成時、の3回に分けて行われます。業者によっては、完成後一括支払いのケースもあり、前払いを要求するということは資金繰りが困難な状態を表します。 売上不振やトラブルを抱えている可能性が大きく、費用を支払ったが業者が捕まらない、逃げてしまうといったケースに発展することがあります。

POINTPOINT前払いを要求された場合は、理由をしっかり確認すること。 また、通常は3回にわけて支払うことを伝えてみましょう。

③ 簡単に値引きに応じる業者

きちんとした精算で出された見積もりの場合、簡単に値引きをできるものではありません。少なくとも一旦持ち帰って設計士と図面を見直し、資材を調整する必要があります。 見積もり提出の場で値引きをされた場合、資材不足など、仕上がりに関して不備が出て来る可能性が高いです。適正価格範囲内での価格交渉をする場合は、複数社で相見積をとり、きちんと工事内容と費用を見比べる必要があります。

④ 施工現場を案内しない業者

過去、実際に施工をしたことがある住宅の見学を断られる、もしくはあまりいい顔をされなかった場合、依頼主との何らかのトラブルがあった可能性があります。

3工事業者の情報を集める方法

優良業者を見極めるにあたり、工事業者の情報を集める必要があります。一般的な本や雑誌で探す方法や、インターネットで探す方法以外に、 こちらの2つの方法があります。

① イベントへの参加

「ガーデンフェア」や「エクステリア祭り」など、造園業者やエクステリア工事会社等が行うセールや商談会のイベントが時々開催されます。実際に足を運び、出展業者と会話して、自分のセンスに合うか、信頼できるか直接確認しましょう。

② 住んでいる人の声を聞く

気に入った外構のお宅に暮らす住人へ、工事業者の名前や満足度を教えてもらうのも有効な手です。業者名の他、施工でこだわったポイントなども確認をしておくと、業者の得手不得手を見極めるポイントにもなります。

4工事業者のタイプと特色

ガーデンデザイン事務所

・得意:設計&デザイン 設計と工事の監理などを中心とし、実際の施工は工事業者や職人さんに発注しています。 最後まで責任を持って監理をしてくれるかどうか、何度も現場に足を運び、手抜きや不具合をきちんとチェックしてくれる会社を選びましょう。

エクステリア施工業者・造園会社

・得意:施工工事全般 自前の機材の手配や、技術者の養成など、施工力を充実させています。直接職人を雇用している業者もあれば、営業対応や施工管理のみで作業は協力の職人に依頼している業者もあり、一概にどちらが良いとは言えないものの、上記のような実績等の下調べをしっかりすれば、外構に関して専門性が高く、費用面もリーズナブルです。

個人のプランナーやガーデナー

・得意:提案 フリーランサーとして活動するスペシャリストです。大胆で斬新なデザインを提案するなど、個々の能力により得意分野が異なります。施工は工事業者に任せることになるため、施工・監修体制が整っているかの確認が必要です。

ハウスメーカー

・得意:品質管理、保証体制 外構工事の相談にのり、下請け業者からプランに合う業者を選定するケースが多いです。品質管理や保障体制がしっかりしている分、ハウスメーカーが仲介業者の役割を果たすため、仲介料・紹介料が上乗せになり、価格が高くなる傾向があります。
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監修者情報

 
今 琢摩

株式会社こんぐみ設計事務所 一級建築士事務所 代表取締役 今 琢摩

一級建築士登録 第367808号

設計事務所、ゼネコン、内装施工会社等勤務を経て、株式会社こんぐみ設計事務所 一級建築士事務所を設立。 その時そこにしかないベストな空間を目指し、小さなプロジェクトでも大きな視野を忘れず、大きなプロジェクトでも小さな視点を忘れず、お客様のために全力を込めて当たることをモットーとする。 東京理科大学理工学部建築学科 卒業

株式会社こんぐみ設計事務所 一級建築士事務所 一級建築士事務所 埼玉県知事登録 (1)第11577号 https://kongumi.com/

外構工事期間中のトラブルは。主に、①外構工事業者とのトラブル②近隣住民とのトラブルの2種類にわけられます。ここでは、よくあるトラブルの事例と、回避方法について3つの項目で紹介します。

1外構工事業者とのトラブル

外構工事業者とのトラブルでは、引き渡し後のトラブルが最も多く、次いで工事最中のトラブルも増加しています。 トラブルに巻き込まれないよう、優良業者を見極め、相談をすることが大切です。

事例1. 耐用年数に満たないが対応をしてもらえない

・原因:粗悪な工事が行われたが、契約の範囲内 ・工事費用:25万円 ・工事内容:白い塗り壁の塀を作る

白い塗り壁の塀を作ったところ、引き渡し2ヶ月後にヒビが入っているのを発見。施工業者に修理を依頼したところ「値下げ要求に応じて仕様を落とした下地処理や壁材が原因のため、修理には応じられない。工事内容を説明した上で契約書を交わしたため、業者に責任はない」と回答がきました。

POINTPOINT見積書提出の場で、簡単に値下げに応じる業者によくあるケースです。元来仕様を落とす際には業者の方からリスク説明がなされるものですが、明確な理解に至らないまま説明が完了してしまったり、交渉のニュアンスによって誤解を伴ったまま進行してしまうことがあります。疑問が出てきたり、印象が曖昧な場合は、少々しつこくても理解に至るまでの説明を業者に求めることも肝要です。

事例2. 引き渡し後の修理をしてくれない

・原因:アフター保証の確認不足 ・工事費用:20万円 ・工事内容:門扉を設置

アイアン製の輸入門扉を新居に設置してもらったが、開閉がスムーズにいかず、施工業者へ連絡をしたところ「引き渡し後の修理には一切応じられない」と回答がきました。

POINTPOINT引き渡し後の保証・アフターフォローがあるかどうか、工事前に業者へ確認しましょう。

事例3. 見積もりよりも高い金額を請求された

・原因:見積もりの確認不足 ・工事費用:見積もり 30万円/請求額 50万円 ・工事内容:外構リフォーム

外構リフォーム工事を行う際、契約後に工事現場で「玄関アプローチに手すりを取り付ける方が、今後楽に移動ができる」、「土部分に新しく砂利を引いた方が雑草処理が楽になる」など提案をされ、その通りの施工をお願いしたところ、当初の予算を大幅に上回る金額になりました。

POINTPOINT提案がある度に、追加費用や工期の変更等の確認を忘れないようにしましょう。業者との信頼関係や内容の理解に少しでも不安があれば、追加見積書の提出等、書面提出を求めることが大切です。

事例4. 予定期間を過ぎても工事が終わらない

・原因:業者の性質をよく理解していなかった ・工事費用:150万円 ・工事内容:新築外構一式

工事着工日は大勢の職人さんが来たが、その後誰も来ない日が何日も続き、一ヶ月経過しても工事が終わる気配がなく工事業者へ問い合わせをしたが「他の現場でトラブルがあり、終わり次第向かう」と回答があり、予定よりも完成までに時間がかかってしまった。

POINTPOINT契約獲得だけに熱心な業者や、自社で施工部門を持たず外部に丸投げをする販売会社に多いケースです。業者の口コミ情報や近隣の評判などを下調べするのが効果的ですが、その他に、契約時に、工期内に完了しなかった場合の対応について適切な内容を契約に盛り込んだり、書面で確認するなどしておきましょう。

2近隣住民とのトラブル

大きな騒音や粉塵を撒き散らすなど、近隣住民とのトラブルに発展することがあります。

POINTPOINTトラブルを防ぐために、事前に近隣住民への挨拶をしっかりとしておきましょう。

① 騒音がうるさい

大型重機での作業など、外構工事は大きな音を立てる工程があります。 また、多くの工事業者は「朝8時~夕方5時」など、午前中から工事を開始するため、赤ちゃんが居るお宅や病気療養中の方にストレスを与えることがあります。

② 埃やゴミが迷惑

コンクリートを粉砕したり、土を掘り返したりする現場では粉塵が舞い上がり、近隣住民の洗濯物を汚してしまったり、窓を開けていられないことがあります。 他にも、吸い殻や空き缶、ゴミのポイ捨ても問題になります。作業後にゴミが散乱している場合は、すぐに片付けるようにしましょう。

POINTPOINT業者による施工上の留意や自主的な対策が不可欠ですが、工事費用が過剰に増加しない範囲での対策には限界もあります。施主として、事前に同じ目線で粉塵飛散が発生する工事の時間帯を近隣住民に挨拶がてら伝えておき、洗濯物や家の中が汚れないように注意喚起を行いましょう。

③ 振動でヒビが入った

大型の重機で工事をした振動が、近隣家屋に伝わる場合があります。真偽はわからずとも、振動が原因で家の壁にヒビが入ったなどのクレームが入った場合、補償や解決金が必要になる可能性があります。

POINTPOINT近隣建物の外構や外壁などの状態を工事前後で撮影し、実施した工事に原因があるか否かを見極めることが可能な記録を残しておくことも有効です。

④ 工事車両が邪魔

工事関係者の車両や重機が道路をふさぎ、交通の妨げになることがあります。交通量の多い時間帯など、予め工事業者へ情報を共有しておきましょう。

3トラブルに巻き込まれないための3つのポイント

トラブルに巻き込まれず、工事をスムーズに行うポイントは3つあります。

① 打ち合わせを念入りに行う

契約を結ぶ前に、施工業者と何度も打ち合わせをすることが大切です。

・見積もり内容の詳細 ・保証、アフターフォローの有無&年数 ・工事保険への加入 ・毎日の現場の掃除状況 ・近隣への挨拶の仕方 ・職人さんの技量や経験年数 ・使用する素材のメリット&デメリット など

気になった部分は、都度その場で確認をするようにしましょう。

POINTPOINT契約前に細かく質問をすることで、トラブル防止&疑問点の解消に繋がります。

② 近隣への挨拶を丁寧に

工事前に、近隣へ工事を予告する挨拶回りに必ず行ってもらいます。

・施工する業者名 ・工事期間 ・工事時間 ・工事内容

といった情報を伝えてもらいましょう。また、その際簡単なものでも粗品を用意しておくと好印象です。

POINTPOINT工事業者だけでも十分ですが、依頼主がまず挨拶に回り「後日施工業者を伺わせます」と伝えておくとよいでしょう。

③ 工事に立ち会う

工事が始まった後は、可能な限り現場に立ち会うのもポイントです。疑問点は細かく質問することで、施工完了後のトラブルを防ぐことができます。

番外編 もしトラブルに発展してしまったら

もしトラブルに発展してしまった場合、業者との話し合いの他、弁護士に相談をすること消費者センターを利用することなども検討しましょう。
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監修者情報

 
今 琢摩

株式会社こんぐみ設計事務所 一級建築士事務所 代表取締役 今 琢摩

一級建築士登録 第367808号

設計事務所、ゼネコン、内装施工会社等勤務を経て、株式会社こんぐみ設計事務所 一級建築士事務所を設立。 その時そこにしかないベストな空間を目指し、小さなプロジェクトでも大きな視野を忘れず、大きなプロジェクトでも小さな視点を忘れず、お客様のために全力を込めて当たることをモットーとする。 東京理科大学理工学部建築学科 卒業

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外構工事を工事店に依頼する際に特に知っておきたいのが見積もり明細の項目です。優良な工事店探しは見積もり明細の比較に尽きると言っても過言ではありません。そのため、まずいくつかの外構工事会社に現地調査に来てもらい、工事内容と費用の見積もり書の作成をオーダーしたら、次は見積もりの比較です。 ここでは、外構工事の見積もり書の明細を比較する上で重要な各項目について、詳しく解説します。

1業者任せは、手抜き工事や追加工事につながる事も…

出典:http://www.niwagatari.com/

見積書が上がってきたら、これを比較検討して、発注業者を選ぶことになります。この時重要なのが、見積書を見る目を持つ事。「専門用語ばかりで良くわからないから、業者さんにお任せ」というスタンスは禁物です。 中には、任されたのをいいことに手抜き工事をしたり、追加工事で儲けようとしたりする業者も存在するので、見積書を見る目を養い、信頼できる業者と契約することが大切です。

2見積もり書の見方

見積もり書には沢山の項目が並び、単価や数量、備考などがぎっしり書きこまれています。建築のプロでもないのに、これらの細目を示されても一体何のことか、その内容が適切なのかどうかも分からないのが普通です。 しかし、実は外構工事会社選びではここが一番重要なポイントです。信頼できる業者かどうかは、見積もり書に現れるからです。例えば、内訳を省略して「一式」として費用を算出しているような場合は要注意。どんな部材をどれだけ使うか明記されていないので、後で手抜き工事が発覚しても泣き寝入りせざるを得ない場合もあります。 では、見積もり書の項目ごとの解説と、チェックポイントを見て行きましょう。

現場測量費

出典:http://www.nemo-ken.net/

施工現場を測量して、正確な広さや高低差などを実測することです。これがなければ正確な見積もり書は出せないため、見積もり書には必ず入ります。現場測量費という項目がなければ、現場を見ないで見積もり書を出して来た恐れもあるので、要注意です。

土工事

出典:http://www.toledo-ex.com/

土を掘ったり廃棄したりするのにかかる費用です。廃棄費用は土の状態によって大きく変わります。掘り返した土が畑や花壇に使えるような土なら安く上がりますが、石やコンクリートを含んだ土なら、産業廃棄物となり残土処理費用が跳ね上がる事があります。 これも現場を見て土の状態を確認しないと正確に算出はできないため、細目が細かく書かれていない見積もり書には注意が必要です。現場の土の状態がどうだったのか確認して、明快な回答が無い場合は要注意です。

仮設工事

出典:http://www.bees-garden.jp/

水盛り・やり方(工事の前に建物の正確な位置を出す作業)や、養生(建物や既存の外構などが傷ついたり汚れたりしないよう保護する作業)など、工事に付随して発生する工事です。このような工事も省略せずにきちんと計上している事が基本です。

基礎・下地工事

出典:http://www.yamaso.net/

外構のベースとなる基礎部分の工事で、出来上がってからは見えなくなる部分だけに手抜きが生じやすい項目です。特にガレージやアプローチなどの下地工事が不十分だと、インターロッキングなどが何年後かにガタガタになる事もあります。 充分な量の資材を使っているか、職人の人数、転圧のための機械を使っているなどをチェックすることが重要です。

諸経費

会社の事務経費や営業経費、機材の減価償却費、アフターフォローの費用など外構工事には直接含められないような様々な費用の事で、工事費の10%程度が一般的な水準です。これは、どんな工事会社でも必ずかかります。 仮に諸経費という項目がなくても、その費用は別の項目に分散されているはずです。工事の規模にもよりますが、諸経費を5%など極端に抑えている場合は、見せかけの安さを演出している可能性があるので注意が必要です。

重機などの運搬費

出典:http://www.atlas-home.co.jp/

大型の重機を使う場合は、その重機を現場に運ぶための費用も発生します。自前で運搬できる体制を整えている業者は稀なので、多くが外注となり、費用が発生するのです。

現場経費・管理費

現場の施工管理・品質管理のために現場監督などを配置する費用や、各種申請に関連する費用です。これらをきちんと計上していれば、手抜きや未熟な工事を監視し、法に則って施工する姿勢を示しており、優良な会社と見ることができます。

仕上げ工事

出典:http://mitakekenchiku.seesaa.net/

門柱やアプローチの階段など、仕上がりの美しさが特に要求される部分の表面仕上げのための工事です。雨の日にコンクリートを仕上げてしまうと、表面がザラザラになったりコンクリートの質が低下したりします。 そこで、信頼できる施工会社は雨や雪の日など天気の悪い日を避けて表面仕上げを行います。このための費用をあらかじめ計上している会社なら、仕上がりに誇りと責任を持っていると見て良いでしょう。

金物工事

出典:http://www.morizouen.co.jp/

鉄やアルミ、ステンレスなど、金属を加工して使う場合の工事です。フェンスや門扉以外でも金属の製品は多く、ポストや門柱、アイアン製の門扉やフェンス、表札なども、金属製の場合は金物工事に入っている場合があります。

付帯工事

出典:http://www.iiniwa.jp/

外構工事に付随して発生する工事の事です。現場によっては既存の外構や建物を解体したり、基礎の補強や水道メーターを移設したりする必要が出る場合もあります。そのような工事は付帯工事として計上されるのが普通です。 また、屋外灯やインターホン、表札などの取り付け工事費も入っているかチェックします。このような工事は見落としがちなので、追加工事につながりやすく、注意が必要です。

植栽工事

出典:http://blog.livedoor.jp/

アプローチやフェンス周りなどに樹木やお花などを植えて仕上げる工事です。樹木の代金の他、整地や土壌改良、用土搬入費などが含まれます。 なぜその樹木を選んだのか(気候風土や植える場所の環境、高木になるか、落葉樹なのかなど)も一つ一つ確認し、きちんと理由があれば信頼できる業者です。

3口頭ではなく必ず文書で確認

見積もり書は、打ち合わせの後何度かの修正を行うのが普通です。その場合、必ず修正後の見積もり書を提出してもらうようにします。信頼できる業者なら、必ず提出して確認を求めて来ます。 その方が「言った、言わない」の問題を防止できるからです。口約束で進めようとする業者ではなく、ステップごとにきちんと記録を残す業者を選びましょう。

監修者情報

今 琢摩

株式会社こんぐみ設計事務所 一級建築士事務所 代表取締役 今 琢摩

一級建築士登録 第367808号

設計事務所、ゼネコン、内装施工会社等勤務を経て、株式会社こんぐみ設計事務所 一級建築士事務所を設立。
その時そこにしかないベストな空間を目指し、小さなプロジェクトでも大きな視野を忘れず、大きなプロジェクトでも小さな視点を忘れず、お客様のために全力を込めて当たることをモットーとする。
東京理科大学理工学部建築学科 卒業

株式会社こんぐみ設計事務所 一級建築士事務所
一級建築士事務所 埼玉県知事登録 (1)第11577号
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家を新築するときや住宅リフォームの際、インテリアはもちろんのこと、建物の外観上の見た目やデザインを統一するためにはエクステリア(外構)工事も重要です。 自家用車を所有しているならカーポートやコンクリートを打設した駐車場を作ることは必須、さらに家をモダンかつおしゃれに見せたいなら家の形状や外壁の色に合わせた玄関アプローチのデザインもかかすことができません。また防犯対策をするならフェンスやブロック塀などで周りを囲むようなクローズ外構ではなく、閉鎖的すぎないセミオープン外構を検討するなど、こだわるポイントによって、最適な工事と費用は変化します。 このコラムでは、これから新築を検討、もしくは建築中の方、住宅のリフォームを検討されている方に向けて外構工事にかかる費用や相場の基礎知識を、4つの項目で徹底解説します。

1エクステリア・外構工事の費用相場

①新築外構一式:おおよそ100~300万円程度

新築での外構工事は、全体の建物建設費用の10%程度使うとバランスの取れたエクステリアになるといわれていますが、実際は外構面積と選択する外構のタイプ、さらには工事場所によって左右されます。 エクステリアコネクトでは100万円~300万円ほどの費用で外構工事を行う方が多いという印象ですが、もちろん300万円以上または100万円以下の予算で工事をされる方もいらっしゃいます。 多くの場合、工事費が平均よりも高いまたは低い理由の一つが外構工事の施工面積となります。 新築外構の場合の一例として、以下に、150万円の外構予算で一式を施工した事例をご紹介します。内訳は下記のとおりです(別途諸経費等の費用がかかります)。

新築外構一式の費用

工事内容 費用
カーポート 30万円
駐車スペース 20万円
門扉・門柱 20万円
玄関アプローチ 30万円
フェンス 50万円

合計:150万円

②外構リフォーム:50~100万円程度

外構リフォームの場合、中心となる見積もりの価格帯は50~100万円程度です。外構工事の施工面積や工事内容によっても価格は変動しますが、駐車スペースの土間コンクリート打ち+玄関アプローチのリフォームですとおおよそ50~60万円程度が費用相場となります。 1社のみの見積もりで即決せず、複数の外構工事業者から相見積もりを取り、費用だけでなく工事内容から細かい項目まできちんと比較・検討したうえで工事業者を決めることをおすすめします。 エクステリアコネクトでは、外構工事専門業者を複数社、無料でご紹介しています。新築外構・エクステリアリフォームをご検討の方はぜひ一度お問合せを!

2エクステリア・外構工事部分別費用相場一覧

ここでは、門まわりや玄関アプローチなど、エクステリア・外構工事で施工される主要な12のパーツについて、費用相場を詳しくご紹介します。

①門まわり:15~30万円程度

出典:http://green-bz.com/

門扉・門塀・ポスト・表札などをまとめて工事する事が一般的です。扉や塀の材質などによって変動しますが、15~30万円程度が相場です。

②玄関アプローチ:30~60万円程度

出典:http://www.nikou.jp/

門まわりから玄関にかけてのアプローチに砂利やコンクリート敷いたり石材を貼ったりして歩きやすくする工事です。毎日歩く場所ですので、デザインだけでなく安全面でも必要な工事でしょう。1平米あたりの値段で計算することが多く、一般的なケースですと総額30~60万円程度かかるでしょう。

③塀・囲い:50~100万円程度

プライバシー保護の為の目隠しに使用する塀・囲いは根強い人気があります。また、クローズ外構には必須のパーツです。これも単位あたりの金額で計算します。単位は業者によって異なり、塀の全長であったり面積であったりしますが、総額の相場は約50~100万円程度です。

④フェンス:30~50万円程度

フェンスも目隠しや防犯対策として設置する方が多いです。アルミや樹脂、木材等多様な材質のフェンスがあり、それによって費用は変わってきます。総額だと30~50万円程度が相場です。

⑤ガレージ・カーポート:40~100万円程

出典:http://www.ex-katayama.com/

マイカーを所有しているなら駐車スペースは必須です。土間コンクリート打ちのみだと20万円程度ですが、その上からカーポートを設置する場合やガレージを置く場合は、40万円~100万円程度かかります。

⑥庭・ガーデン:10~100万円程度

出典:http://www.dkom.jp/

庭に芝生を敷くなど簡易で基礎的な工事ですと10万円程度で済みますが、デッキなど新規設備を設置する工事であれば50万円~100万円、庭全体のリフォームだと100万円以上かかることが多いです。

⑦テラス・ウッドデッキ:40~50万円程度

出典:http://greenfarm-haji.biz/

床の材質、屋根の有無で変わってきます。床材はタイルだと安く、木材を使ったウッドデッキですと割高になります。屋根は標準的な物で10万円程度、もう少しグレードをあげると20万円~30万円程度です。費用相場はすべてあわせて40~50万円程度が目安です。

⑧ガーデンルーム・サンルーム:40~50万円程度

出典:http://www.takeuchi-aoi.co.jp/

リビングに隣接し、室内でありながら日光をふんだんに取り入れる事ができるガーデンルーム・サンルーム。一般的な部屋の増築に比べ費用は安く、40~50万円前後で設置可能です。

⑨ベランダ・バルコニー:20~40万円程度

出典:http://blog.livedoor.jp/

リフォームでよくある工事が剥がれた防水加工の補修、屋根取り付け、タイル敷き詰めなどです。それぞれ20万円前後が相場です。 新規に取り付け、あるいは全交換となると約40万円ほどかかります。

⑩照明・ライティング:10~25万円程度

出典:http://hamaniwell.jp/

防犯・安全・雰囲気作りとさまざまな用途で活躍する照明。最近ではセンサー付きなど多機能のものが増えており、費用相場は10~25万円前後となっています。

⑪植栽:10~20万円程度

外からの目隠しにも使え、シンボルツリーなどは家の雰囲気もよくすることができます。一般的な植栽の一式で10万円前後でしょうか。もちろん、植える樹木の数が増えれば増えるほどその分高くなります。

⑫物置:10~50万円程度

幅2m程度の物置だと10万円~15万円程度が相場です。バイクや自転車を入れられるような、大きく防犯性能も高い物だと50万円以上かかります。

3エクステリア・外構スタイル別の費用相場

外構スタイルは、大きく分けて①オープン外構、②クローズ外構、③セミオープン・セミクローズ外構の3タイプに分かれます。ここでは、3種類の工事の費用相場と基礎知識を解説します。

①オープン外構:50~100万円程度

塀や門を設置しない、あるいは低く設置し開放的なつくりにしたものがオープン外構です。風や光などが通りやすく、敷地が狭くても広々とした印象になります。 プライバシーや防犯面での対策は必要ですが、何より建材を多く使わないため費用が安く済みます。例えば、門柱と表札・ポスト、玄関アプローチと境界フェンスを設置し、駐車スペースを土間コンクリート打ちにすると、おおよそ100万円程度の費用がかかります(施工面積や使用素材により費用は変動します)。

②クローズ外構:150~300万円程度

防犯面やプライバシー保護を重視し、外からの視線を遮断するような外構です。塀や柵を高めに設置し、内部の空間を守りますが、オープン外構にくらべ閉鎖的な空間になりがちです。 また、多くの建材を使うためコストがかさみます。例えば、表札やポストを含む門まわり、玄関アプローチ、ブロック塀とカーポートを設置すると、おおよそ200万円ほどの費用がかかります(施工面積や使用素材により費用は変動します)。

③セミオープン・セミクローズ外構:80~150万円程度

オープン外構とクローズ外構の両方の要素を取り入れたものがセミオープン・セミクローズ外構です。防犯性能を高めるべき部位は閉鎖的に、他の部位は開放的にするなど、それぞれのメリットを組み合わせる事で自由なコーディネートにすることができます。 費用はオープン外構とクローズ外構の中間くらいです。例えば、表札やポストを含む門まわり、玄関アプローチ、低めの目隠しフェンスを設置し、駐車スペースを土間コンクリート打ちにすると、おおよそ150万円程度の費用がかかります(施工面積や使用素材により費用は変動します)。

4エクステリア・外構工事費用を抑えるコツは?

エクステリア・外構工事の費用を抑えるコツは、パーツを最小限におさえたオープン外構を検討すること、などが挙げられます。しかし、工夫次第ではさらに安く施工することができます。

①自分でできる所はDIYで工事する

最近ではホームセンターの商品の充実もあり、DIYで外構工事を行う人も増えてきています。レンガを積む、庭に芝生を敷くなど、簡単な部分は自分で工事してしまえば、業者に頼むよりもずっと安く済みます。 駐車スペースの土間コンクリート打ちなど、専門的な技術や工具が必要な箇所は、初心者では施工が難しいため、外構工事業者に依頼しましょう。

②単価の安い素材を選ぶ

それぞれの工事で使う素材により費用はかなり違ってきます。 例えば、アプローチ部に敷く素材は天然石材を使うよりも土間コンクリート仕上げの方が安くなりますし、塀を建てるならレンガではなく化粧ブロックの方が安価です。 デザインにこだわりが無ければ、できるだけ安い素材を使った方が最終的に大きなコストカットが可能です。

③エクステリア専門業者に直接工事を依頼する

施工業者によって費用に大きな開きが出るのが交通費などを含む諸経費です。 大手ハウスメーカー経由で外構工事を依頼する場合、この諸経費に広告費、人件費、外構業者への仲介手数料などが加算され、結果的に費用が高額になってしまう場合もあります。 そのため、ハウスメーカーを介さず直接外構工事業者に施工を依頼すると、大幅に費用を抑えることが可能です。場合によっては見積額に100万円~200万円もの差が出てくることもありますので、ぜひ検討してみてください。

④複数業者から相見積もりを取る

③で解説したように、工事業者によって見積額に大きな差が出ることはよくあります。特に新築外構の場合、ハウスメーカー経由で取った見積もりだけで工事を即決しないようにしましょう。外構工事専門業者の見積もりも追加で取り、比較・検討することで、結果的に工事費用を削減することが可能になります。リフォームの場合など外構工事単体で考える場合においては、地元業者なども考慮に入れると良いでしょう。 エクステリアコネクトでは、外構工事専門の優良業者を、無料でご紹介しています。相見積もりで工事費用を比較したい方、ぜひ一度お問合せください。
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今 琢摩

株式会社こんぐみ設計事務所 一級建築士事務所 代表取締役 今 琢摩

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株式会社こんぐみ設計事務所 一級建築士事務所 一級建築士事務所 埼玉県知事登録 (1)第11577号 https://kongumi.com/

外構工事の中には、自分で設置できるものがあります。DIYのほうが、工事業者に依頼するより費用を抑えることが可能です。
ここでは、特別な技術がなくても挑戦しやすいレンガ・ブロック設置コンクリート工事フェンス設置土部分の整備の4つを例に、やり方や費用相場、注意点など、外構工事DIYの基礎知識を解説します。

レンガ設置工事の基礎知識

費用相場

7,000~14,000円/㎡程度

※使用するレンガの種類やメーカーによって費用は変動します。
※工事方法目地に使用するモルタル、基礎部分の砕石等の費用は含みません。

工事方法

レンガ工事には主に、①埋める、②敷く、③積む、の3つの方法があります。それぞれの方法と工事の際のポイントを解説します。

①埋める(縁石など)

花壇や樹木の周囲などの土留めとしてレンガを埋め、縁石にするDIYです。多少の凸凹があっても問題ないので、気軽チャレンジできます。土を掘ってレンガを並べ、埋め戻すのが基本です。

ポイントはレンガを並べる前に、土をよく締め固めること。地盤が柔らかいと、レンガが沈んできて縁石がガタガタになります。

②敷く(舗装など)

玄関アプローチなどに、レンガを敷き詰めて小路を作ります。高難易度ではありますがDIYでも可能です。
ただし、わずか数ミリの段差でもつまずいてケガをする恐れがあるので、できるだけ平らに仕上げることがポイントです。

③積む(花壇など)

レンガを積んで花壇の囲いなどを作ります。最重要ポイントは、レンガ同士を水平に置くこと。です。地盤をしっかり固めて水平器などを使って水平な土台を作ります。その上にモルタルを乗せながらレンガを積んでいきます。

ポイントは、レンガを事前に水につけておくこと。こうしないとレンガに水分を吸われ、モルタルが上手く固まりません。

注意点

レンガは耐用年数が20~40年ととても丈夫なので、きちんと施工・設置すれば、かなり長く使うことができます。ただし、気温が低い地域においては、高吸水率のレンガでのDIYを行った場合、レンガが含む水分が凍る「凍結融解作用」という現象が生じ、最悪の場合割れてしまうこともあります。

寒い地域のお住いの場合は、レンガを購入する際に吸水率をきちんと確認するようにしましょう。不安な場合はDIYではなく外構リフォーム業者に依頼をするのが安心です。

コンクリート工事の基礎知識

費用相場

6,000~10,000円/㎡程度

※使用するセメントの種類やメーカーによって費用は変動します。
※基礎として設置する場合の、上に設置するブロックやレンガ、フェンスの費用は含みません

工事方法

コンクリートを使用する工事は主に、①レンガの目地などに使用、③フェンスの基礎などに使用、の2つです。それぞれの方法と工事の際のポイントを解説します。

①レンガの目地などに使用(モルタル)

まずはホームセンターで、「セメント」を購入します。セメントに砂を混ぜると「モルタル」になります。
モルタルは主に、レンガの目地やブロックの接着などに使用します。比較的手軽なため挑戦しやすいDIYです。基本的な配合割合はセメント1:砂3ですが、間違うと接着力や強度が不十分になることがありますので、正確に計量して混ぜるようにしましょう。

②フェンスの基礎などに使用(コンクリート)

セメントと砂、砂利を混ぜて水で練ったもので、ブロック積みの基礎や建物の土台、カーポートの地盤など、強度が要求される部分で使われます。

注意点

モルタルでレンガの目地を作る作業は比較的簡単ですが、駐車スペースをコンクリート打ちにするなど、施工面積が広い大規模工事は高い技術が必要で、DIYで行うには難易度がとても高いです。

地震などの天災で壊れてけがをすることも考えられますので、不安な場合は無理せずエクステリア工事業者に依頼することをおすすめします。

フェンス設置工事の基礎知識

費用相場

5,000~20,000円/㎡程度

※使用するフェンスの素材やメーカーによって費用は変動します。
※基礎のコンクリートやレンガの費用は含みません。

工事方法

コンクリートブロックを地面に固定する、または穴を掘って埋め込んで、フェンスを設置する基礎部分を作ります。この工程で基礎が不安定な状態だとフェンスが倒れやすくなりますので、きちんと設置するようにしましょう。

基礎部分にフェンスを差し込み、セメントやコンクリートで固めて固定します。強度が不安であれば、補助支柱を建てるなどして補強しましょう。

注意点

台風の直撃を受けても飛ばされないだけの耐久性が不可欠です。中でも基礎をどうするかがポイントで、フェンスの高さやデザイン(風の影響を受けやすい形状かどうか)によっても、基礎に求められる強度も変わってきます。

また、木材を購入して自作する場合は、できるだけ太く厚い材料を使い、必ず防腐処理された木材にすることがポイントです。材料を節約しても耐久性や安全性が低下するだけで、すぐにまた新しいフェンスに交換する必要に迫られます。

以上のように、フェンスをDIYで設置するには、DIY上級者でないと難しいです。無理せず、業者に依頼することをおすすめします。

土部分の整備の基礎知識

費用相場

1,000~5,000円/㎡程度

※使用する素材やメーカーによって費用は変動します。

工事内容

工事方法
土部分の整備には主に、①芝生を敷く、②固まる土で舗装する、③防草シートを貼る、の3つの方法があります。それぞれの方法と工事の際のポイントを解説します。

①芝生を敷く

庭の土部分を芝生を敷くことにより、見た目がよくなる、土埃が舞うのを抑える、雑草を生えにくくする、という効果が見込まれます。

ポイントは下地づくり。水はけを良くするために5㎝程度砂を入れ、その上に畑の土や培養土を2㎝敷いて芝を張ります。砂の下に防草シートを敷いておけば、さらに雑草を抑えることができます。芝生はマット状になって売られているので、これらを1~2㎝程度離して敷きこみ、目土を被せて行きます。最後にたっぷり水を上げれば完成です。

②固まる土で舗装する

水を撒くとコンクリート固まる土は、小路などの舗装にもってこいです。しかし、ただ地面に撒けばいいというものではなく、必ず地面をならし、しっかりと固めてから施工するのがポイントです。これにより、ひび割れを防ぐことができます。

③防草シートを貼る

シートを庭の土部分に敷きつめることで、雑草の芽や根が伸びるのを抑え、草むしりがグンと楽になります。土を少し掘って防草シートを敷き詰め、化粧砂利などで押さえれば完成です。

ポイントは、シートを隙間なく敷き詰める事。少しでも隙間があれば、雑草はそこから生えて来ます。シート同士は10㎝以上重ねるようにして敷き詰め、ピンで細かくしましょう。

注意点

土部分の整備は難易度も低く、比較的簡単にDIYで施工できます。
注意点としては、お子さんやペットを遊ばせて芝生が傷んできたら、こまめに取り替えることをおすすめします。

DIYが難しい場合は無理せず業者に相談を!

ご紹介したように、土間コンクリート打ちやフェンス設置などは、DIYの中でも特に難易度が高いといえます。エクステリアの費用を抑えるためにDIYをしたのに、初心者では難しく、たとえ施工したとしてもすぐに壊れて、結局外構工事業者に修理を依頼して費用が余計かかってしまった…ということになりかねません。無理をせず、初めから外構工事業者に依頼することもぜひ検討してください。

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