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延段とは、庭に設けられた石張りの通路です。飛石とは違い石と石の隙間がほとんど無いため歩幅を気にせず歩く事ができます。石の種類や敷き方が多様で和洋を問わずいろいろな庭に合わせる事ができるので、庭の景観を良くする手段の一つとして人気です。 ここでは延段の種類や費用について紹介していきます。
散策目的の庭の場合、点景物を効果的に見せる為や歩きやすくする為に園路を作る必要があります。これには自然物である石を使うことが多く、よく見られるのが飛石と呼ばれる一石ごとに離れて設置された園路です。しかし飛石は歩き方を強制するため、歩幅に関係なく歩きたい場合は延段がおすすめです。
また、飛石だけでは景観が単調になってしまうといった時は、合間に延段を挟む事でこれを引き締める事ができます。
一口に延段と言っても、そこには古来からの伝統的な3種の様式があります。それぞれ真・行・草といい、漢字書体の真書・行書・草書と同じく実態をどれほど崩すか、の度合いによって分類されています。まずは3つの形態や作法を理解し、庭の景観に合った敷き方を選びましょう。
角状の切石のみを使用した、3種の中では一番格調の高い様式です。基本的に直線を基調として敷かれており、玄関近くなどの形式を重視した場所に使われます。正方形の切石を碁盤のように敷き詰めた市松敷き、細長い短冊石とよばれる切石を使った短冊敷き、煉瓦のように切石を敷いた煉瓦敷きなどがあります。
出典:http://hero1945.livedoor.biz/
切石と自然の石を交えて敷かれた、真の延段に比べると少しくだけた趣の様式です。自然石を使った柔らかな雰囲気の曲線は庭のアクセントとして効果的です。寄石敷きともよばれ、玉石と短冊石を混ぜて敷くことが一般的です。
自然石のみを使用した様式です。ほぼ全ての要素が曲線で構成されており、素朴で自然風味あふれる仕上がりとなっています。侘び寂びの趣を表現したい時には有効です。大きめの玉石を使うと霰崩し、小さめの玉石だと霰零しとよばれる敷き方になります。
延段は庭の点景物である前に歩行路であるため、やはり歩きやすさが重視されます。切石の場合は表面が加工されていることが多いので問題ないですが、自然石を使う場合は凸凹が少ない物を使いましょう。
石を敷く際は目地の深さも気にする必要があります。安全性や美観の点でも1cm以内に収めた方が良いでしょう。
また、延段があまり長くなりすぎると景色が単調になってしまうことがあります。こうした時は途中を折り曲げたり、飛石を挟むなどして変化をつけると見栄えが良くなります。
延段の設置はホームセンター等で切石を買ってきて自分で設置することも可能ではありますが、歩行スペースのためひび割れ等が起こると危険ですので、できるだけ業者に頼むことをおすすめします。
敷き方の様式や石種などによって費用は異なりますが、1平米あたり6万〜7万円程度かかるようです。
ここまで延段について紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。延段は、かつては茶の湯の文化から発生しました。茶室に隣接した露地とよばれる庭で客が遊ぶ際に、延段や飛石を歩いて散策していたのです。
道路から玄関までのいわゆるアプローチとは異なり、庭における延段は石の間隔や目地、段差等を自由に変える事ができ様々なバリエーションを持たせる事が可能です。庭に園路をとお考えの場合は是非選択肢に入れてみてください。
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