知っておきたい! ガレージとカーポートの種類と費用・選び方

知っておきたい! ガレージとカーポートの種類と費用・選び方
  • ガレージ・カーポート

車1台の駐車スペースは約18㎡です。住宅敷地の中に駐車スペースをつくるとなれば、かなりの面積を占め、家の雰囲気にも影響を与えます。今回は、地域の気候や家と調和するガレージやカーポートをつくるために知っておきたい種類と費用そして選び方までわかりやすく解説します。

1.ガレージとカーポートと駐車スペースの違いとは

ガレージとカーポートと駐車スペースには構造に違いがあります。まずは、それぞれの特徴やメリットとデメリットをお話しします。

ガレージとは

ガレージとは、柱と壁と屋根のある建物です。
車庫と呼ばれることもあります。メリットは、建物内に車を保管できるため、紫外線や風そして侵入者からも車を守ることができます。
また、収納や電源、水回りの設備を設置することで作業場としても使うことができます。
デメリットは、設置するスペースと費用がかかることです。

カーポートとは

カーポートとは、柱と屋根で構成された駐車場です。
壁はありません。メリットは、限られたスペースでも設置しやすいことと、費用が抑えられること、そして車の出し入れがしやすいことでしょう。
デメリットは、壁がないためガレージと比べると耐久性が劣ることです。
また台風のときには飛来物が車に直接あたる可能性があります。

駐車スペースとは

駐車スペースとは、ただ単に車を駐車する場所を意味した言葉です。
いわゆる屋外にある平置き駐車場のイメージです。
メリットは、費用を最低限に抑えられることでしょう。
また必要に応じてあとからカーポートやガレージにすることも可能です。
デメリットは、車がむき出しになることです。
屋根もないため紫外線が直接あたり塗装への影響があるでしょう。

2.ガレージの種類と費用

ガレージの種類はたくさんあります。
シンプルなプレハブ使用のガレージもあれば、もうひとつの戸建て住宅のようなこだわりのガレージまであります。
また、ガレージには建物の中に駐車スペースを組み込むビルドインガレージもあります。

ガレージやカーポートのように構築物を設置する場合は、本体価格だけでなく施工費も別途かかります。
施工費は基礎工事(コンクリート打設含む)や残土処理費、人件費などを含めて数十万円程度かかります。
施工費が数万円の見積もりの場合は、単に設置だけの費用である可能性があり、内容の確認が必要です。
シンプルなプレハブ使用のガレージを例にすると、本体価格が50万円だとしても施工費を加えると相当の総額になります。
ログハウス調や内装にこだわったガレージの場合は、総額300万円以上になることもあります。

車のガレージは、固定資産税の対象になることがほとんどです。
また建築確認申請が必要になることもあります。

3.カーポートの種類と費用

カーポートは柱の構造によって2種類に分けられます。

片側支持式カーポート

左右の片側にだけ柱があるカーポートを片側支持式カーポートといいます。
駐車スペースの左右に余裕がある場合に適しています。
左右に余裕がないときには、後方に柱をたてる後方支持式カーポートもあります。
費用は本体価格と施工費などの諸経費をあわせた金額になります。
片側支持式カーポートは、屋根の素材によって金額はかわりますが、おおよそ40~60万円が本体価格で施工費などが別途かかります。

両側支持式カーポート

左右両方に柱があるカーポートを両側支持式カーポートといいます。
両側に柱があるため上からの力に強い構造です。
2台以上のカーポートや豪雪地帯におすすめです。
費用は1台ならば本体価格が60~80万円、2台以上になると間口や屋根の高さによっては本体価格が100万円以上になることもあります。

4.門扉の種類

ガレージには門扉が必要です。ここからは、ガレージの門扉の種類についてお話しします。

伸縮式

伸縮式とは、レールやキャスターによって伸縮する扉が開閉する門扉です。もっとも多いものは、垂直パンダ方式とよばれるもので縦格子の組子を折りたたむ方式です。

跳ね上げ方式

跳ね上げ方式は、電動もしくは手動で門扉が上に持ちあがります。
左右にスペースがない場合に選ばれます。
ただし、柱と本体の間に人が侵入できる隙間ができることがデメリットです。
防犯性を高めるためには、隙間をふさぐ必要があります。

引き戸式

引き戸式は、伸縮式の伸縮しない門扉です。
開くときに扉と同じ長さのレールが必要となるため一般の住宅では採用しづらいでしょう。

シャッター

シャッターは、防犯性に優れています。
ただし、シャッターを設置するためには水平な地面が必要です。
また、電動シャッターはシャッターを巻き上げる機械が上部にあるため、塀やフェンスよりも高さが高くなる傾向があります。

5.屋根の種類と費用

ガレージやカーポートには屋根があります。
屋根の材質にはさまざまな種類があります。
ここからは、屋根の材質別メリットとデメリットと費用についてわかりやすく解説します。

ポリカーボネート板

ポリカーボネート板は、アクリル板の30倍、ガラスの250倍もの強度があるといわれています。
旅客機の窓やスーツケースなどにも使われています。
メリットは、紫外線と赤外線をカットできることです。
紫外線ならばほぼ100%、赤外線は50%カットできるといわれています。
また燃えにくい性質があり、色も豊富にあります。
費用は金属板(ガルバリウム鋼板)より安く抑えられる傾向があります。

金属板(ガルバリウム鋼板)

屋根の材質は、ポリカーボネート板もしくは金属板で悩むことが多いでしょう。
金属板はガルバリウム鋼板が多く使われます。
メリットは耐久性が高いことです。
費用はポリカーボネート板より高くなります。
カーポートの金属板といえばガルバリウム鋼板でしたが、建築基準法が改正されてアルミニウムも構造材として認められました。
防火地域などでカーポートに防火性が求められる場合におすすめです。

その他

カーポートの屋根は意外と目立ち、家の印象に影響を与えます。
「もっと個性的な屋根がいい」という場合は、屋根材にこだわってみるといいでしょう。
例えば、フランス製の「オンデュビラ」は、欧州規格をクリアした耐久性があります。
緑や赤などカラフルな色もあり個性的なカーポートに仕上がるでしょう。

6.失敗しないガレージ、カーポートの選び方ポイント

ガレージやカーポートは使い勝手と防犯性が重要です。失敗しないポイントは4つあります。

1つ目は、敷地に対応するガレージやカーポートを選ぶことです。
例えば門扉を選ぶとき、傾斜地ならば選べる門扉はとても限られます。

2つ目は防犯性です。
隙間がなく高さがあるほうが防犯性は高まります。

3つ目は使い勝手のよさです。
高齢者が使うならば、門扉を手動で動かす伸縮式よりも電動のシャッターや跳ね上げ式のほうが便利ではないでしょうか。

4つ目はコスパとデザインです。
ガレージやカーポートも家と同じようにメンテナンスが必要です。
一時的な出費だけでなく長期的なコスパも考えることが大切です。

7.おわりに

ガレージやカーポートは、隣家と接するため雪が多い地域は屋根から落ちる雪が隣家の敷地に入らない配慮も必要です。
ガレージやカーポートの設置は、地域の気象条件や関連法規に詳しい業者を選ぶことも大切なポイントです。

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